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盆栽歴50年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

カテゴリ: 盆栽管理


五葉松の芽も伸び始めて、まもなく根を捌く植替えも出来なくなります。

どれだけやっても終わらない羽生の盆栽💦

今回、各地から応援をお願いして10人体制で2日間、大型作品を中心に植替え作業をしました。


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私も2日間丸々作業に従事するのは久しぶりです❗️

フォークリフトで上げなければ根ほどきが出来ない位の大型❗️


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それでも若い皆んなが協力してくれて40本の植替え作業を完了出来ました。

特に春花園、小林國雄先生の厚意で派遣して下さった3人、馬力はあるし、

気持ち良いくらい動きも姿勢も満点💯❗️


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羽生の卒業生の白石君も自分の植替えも大変な中、サブリーダー的に手伝ってくれました。

感謝感謝です🙇‍♂️

慶雲庵財団の名樹、四国小西さんから受け継いだ大阪松の巨樹、67歳の体はバキバキになりました💦

でも腰に鋏を持った時間は、どこか楽しいものです。

毎日こんな盆栽と“格闘“する時間の中に入られたら良いんですが😅


京都国際文化振興財団、通称「慶雲庵」よりお預かりしている稀少名盆栽「祖母五葉松」の“祖樹“の一群の久しぶりの植替えに挑みました❗️


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10年前、九州八女地方の一軒の家に秘蔵されていた“失われた品種“のされていた五葉松群を目にした時は、

現存していた事への驚きと、その半数を受け継ぐ責任を感じていました。

縁あってその後に旧高木盆栽財団を継承された慶雲庵、田中慶治理事長とのご縁で、

この中の名樹を納めさせて頂いたのが、昨日のように思い出されます。

独特の管理を百年以上続けてこられた旧蔵家、樹を痛めない事を何よりも大切にしてきたこの10年。


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今回久しぶりの植替えで、鉢から抜きあげ、しっかりと張った根を見て安堵と10年の培養の刻を思いました。

しかし、超が付く大物❗️

仲間達の応援を得て、“抜き手“・“ほどき手“・植え手“に分かれての作業‼️


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10年間で苔むした立ち上がりがスッキリとして、さあここからまた10年、守り役の仕事は続きます。


昔は小学校の入学式の記念写真の定番だった学校の桜。

今は散り桜から葉桜がその頃。

温暖化と言う環境変化は、私達の日常の風景すら変えて来ているように思います。

盆栽の世界も同じ❗️

楓や花梨、そしてもみじなど、植替えの始まりを告げる雑木盆栽のとそこからの五葉松類、

桜が過ぎれば真柏から黒松赤松、遅れて一位や杜松。


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そんな季節の流れの中にあった樹種の動きが、“春が短くなった“と感じる今、ギュッとその期間が縮まってしまったように思います。

羽生雨竹亭は、お客様からのお預かりの盆栽、約200~300本、自前の盆栽が約1,000~1,500本❗️

ここから毎年200~300本の植替えが怒涛のように襲ってきます💧


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去年まで作り上げた樹達の半数は、ご縁を頂いて“お嫁に“行ってしまいます。

ありがたい事ですが、年間数十回開催される各地でのプロオークションで仕入れた盆栽達の半数は、

手入れや鉢合わせ、そして植替えが必要なもの💧

それでも、数十年頑張って生きてきた樹達をより良い姿にする仕事は大変と楽しさが両方あります。

雑木盆栽に目処が立ってきたここから❗️

押し寄せる松柏盆栽に“負けないように“頑張ります‼️


1年前、台湾での真柏素材視察の旅の際、親交深い友人である盆栽園主、詹(せん)さんと

両国の盆栽の発展を願って、台湾真柏の日本への正規輸送を計画しました。

満を持して今春3月上旬に台湾での根洗い、植物検疫後、日本に到着した7点を、

江波戸共種園さんの協力を得ての通関と検疫、そして羽生に着きました。


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鉢内の用土の一切を取り除いた状態が原則の検疫💦盆栽達には過酷な旅💧

寸暇を惜しんでの植え付け作業を行いました。


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植え付け後の管理が重要な根洗い輸送、“台湾真柏の輸送は、日本の環境に合わない“と言う風潮がある日本盆栽界。

私は“時期と環境“の精度が解決の決め手と長く思っていました。

台湾は2月と3月では気温が大きく変化します。

最低気温が8~10度の台湾、日本側が慣れている輸送期2月中旬迄では、到着した時の日本での温度差が大きすぎます。

かと言って3月中旬になれば、送り出す台湾は時には30度になってしまう日もあり、

到着した際日本はまだ気温低く、この温度差が原因に大きく影響していると思いました。

素早い植え付け後、土間のハウスに取り込み、ここから約2~3週間、温度と湿度に気を付けて樹の生命力を祈る日々が続きます。


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盆栽の社会的広がりが進みながらも、国内の素材が枯渇している日本。

“糸魚川真柏“を第一とする盆栽界。

私がこの道に入った50年前は、“枝接ぎや大阪松は国風展などへの盆栽とは言えない“と言う風潮すら言われた頃もありましたが、

今では真柏名木の過半数が枝接ぎ、大阪松の評価も天然五葉松に比肩する扱いです。

盆栽を愛する各国が手を取り合って素材と技術、そして何よりも

其々の国が育んだ文化の中にある盆栽を、双方に尊重しあい、次代の盆栽界が真の国際化になる事を願っています。

第一歩の“逆輸入!

4月には羽生の外の空気の棚に並ぶこの樹達を心から祈る日になりました。


羽生市は記録的な温暖な1月、梅花は平年より3週間近く早い予想が気象関係からも発表されました💦

国風展売店『立春盆栽大市』までまだ2週間❗️

羽生の梅の花は、蕾が開きはじめ、遅咲きの緋梅まで花が色付きはじめてしまいました💧


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初めての経験の中、一計を案じて、雪降る東北の地、お世話になっている愛好家の庭で、

ここからの2週間を少しでも“花咲“を遅れさせる為に預かって頂くことにしました。


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私も50年以上の国風展前の準備でも初めての事です。

1/22~2/4まで、花を早める事は幾度も経験がありましたが、遅れさせる為に移動した事はありませんでした。

雪積もる庭園にひときわ目立つ緋色の花、せめて売店の初日から数日、美しい花姿を訪れて下さる皆様にご覧頂きたくて。


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100回を迎える国風展の選考審査でも、温暖化の影響で、“冷やし込み“に苦労する樹々が多く、

これからの国風展の出品樹の選出にも、お客様達と苦労しそうです💦

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