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盆栽歴50年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

カテゴリ: 講演

フィレンツェに近い“中世の街並み“のパドバ。

ここに暮らす盆栽家のエドワルドご夫妻。

今回のイタリア講演旅行の多くのサポートして下さった方々の中でも、公私に渡って帰国するまで、私達に寄り添って下さったお二人。


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とても変わった経歴の方で、何と!30才まで(現在私とひとつ違いの66才)イタリアを代表する管弦楽のオーボエ奏者❗️

20才の頃から盆栽を趣味にされていて、どうしてもプロの作家として人生を謳歌したいと、

奥様を説得してご苦労して現在の盆栽園を作られたそうです。

古典的な盆栽観を大切になさるエドワルドさん。

基本的にご自身が手がけた盆栽を売ることなく、盆栽教室で生計を立てるのに10年かかったとのこと!

現在生徒さん150名!週3回開催、1回の参加費約1万円!(日本ではとても無理!)

しかも奥様は1回8~10名が9時〜18時までいるので、お昼ごはんも全員分毎回作られるとの事💦


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“自然を観よう!“と2泊で連れて行ってくれた北イタリアのアルプス「ドロミテ国立公園」の美しさは言葉になりません。

遥かに聳える氷河が削り取った山々。

“イタリアの方々の水石の心の中の原点はここにあるんだ“と、交流をここから深めるためにも来て良かったと思いました。

帰国の前夜は、“1年ぶりに演奏する“オーボエを聴かせて下さいました。


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ナマでクラッシックの演奏を目の前で聴くなんて初めての体験。

“本物はすごい!“と思うと共に、これを日本の盆栽展で演奏できないものか?“と、いつもの悪い“思い付きの面白い事“の病気が発病しました(笑)

水石に対するイタリアの方々の慧眼の深さ、日本の文化や歴史に対する研究。

講演する私にとっても楽しいものでした。

外国で“森前、谷崎の陰翳礼賛はどう思う? “もののあはれ“は、水石でどのように表現されるか? 楽しくてゾクゾクしました❗️


エドワルドさんご夫妻は、秋のヨーロッパでの展覧会の打合せで9月には来日の予定、今回のお礼を込めて何処かに案内したいと伝えると、“桂離宮“❗️日本人も頑張らないと💦‼️


5年以上前から懇願を受けていたイタリア水石講演。

今回あくまで私的な旅程の中で組む事になりました。

イタリア・トスカーニャ地方のイエナ。

ワインの里として、500年を超える建物が当たり前の地❗️

現地の著名盆栽家、ロレンツォさんの邸宅をお借りしての講演。


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ローマ・フィレンツェなどから集まった熱心な方々。

どこかでお会いしたような…?

皆さん都美水石展の時などに、羽生までいらした方が半数以上❗️

3時間の予定を4時間半‼️ 

果たして日本で今これだけの水石に対しての探究の熱意があるものか!驚きました!


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持参できる講演用の水石や掛物にも限界がある中、少しでも私が培った水石の知識が役に立てばと、

模造紙に筆で書いたり、各自が持って来た石をみんなで“見立て“たり、楽しい時間になりました。

目の前には1000年前の教会や十字軍遠征の記念碑など、イタリアは日本と同じく、歴史の積み重ねが人々の生活の隣にありました。

そのアイデンティティが、盆栽や水石に対するこの国ならではの考え方にも影響しているようです。


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特にロレンツォさん自身も、盆栽に対しての姿勢が、私達が小僧の頃に教わった、

“作りすぎるな!自我を出し過ぎるな“を探求されていました。


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ご自身の盆栽は売らないらしいです。

それもそのはず!聞けば近くに古城もお持ちとの事❗️

恐れ入りました💦


毎年依頼されて伺う、羽生市南小学校6年生への文化講座「盆栽」❗️
今年も体育館で子供達と楽しい2時間を過ごしました。

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太幹の五葉松・山採り舎利幹の真柏・楓の寄植え・そして小品盆栽。
小さな鉢の中に生きる盆栽達には、愛情を持って“寄り添う“人の心“が何よりも大切な事を伝えています。
短い時間の中で、“盆栽と同じように、人も1人では生きられない、誰もが周りに支えられている“事、
自分が今生きている環境がどれだけ恵まれているか? 
そんな事を穢れない子達の瞳を見ながら伝えています。


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数百年の樹齢の真柏を驚きをもって見つめる子達!
いつかは大人になって、生きると言う命への想いに形を替えて感じる頃、
1%の人がこの趣味を楽しんでくれる、“何処かにしまってあった記憶“の扉を開けてくれる事を密かに願っている私です❗️


コロナ禍で数年中断されていた、羽生南小学校での特別講演。
6年生への授業を行いました!

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樹齢250年の真柏古木・楓の寄植え・五葉松の文人木・小中盆栽の“棚飾り“!
各種各様の盆栽の持つ魅力を伝えました。
久しぶりの小学生への授業、盆栽で言えば、“未知なる将来性のかたまり“❗️

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いつも何を伝えようかと思って臨みますが、結局自分が若い頃盆栽から授かった“想い“と、
50年の盆栽人生で経験した思い出を交えながら話しました。

特に“人が寄り添ってこそ生きられる盆栽“と、社会も同じく、1人では誰も生きられない、
“誰かが誰かの為に支えてくれている“と言う事を何よりも伝えました。

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盆栽を観る子達の純粋な眼差し❗️
いつ見てもいいものです❗️

プロの盆栽家として、こんな時間はボランティアでも、何よりも大切に続けたいとあらためて思いました❗️


【圧巻の幻の真柏原木群との対面】

中国江蘇省と山東省の境、新沂(しんい)という地域は、黒松の原産地であり、
山東省からの樹齢1000年を超える巨大真柏群の集産地です。
以前より中国で時折拝見する信じられない程の巨大な真柏、いつかその原木が集まる地に行きたいと思っていました。
そんな時、日頃からお世話になっている江蘇省盆栽界の張主席より
「木村先生・森前君で、新沂で開催される中日盆栽文化交流会に来てもらえないか?」
との連絡を頂き、かの巨大真柏群を視察できるなら木村先生も行きたいとなったので、
合計5日間の行程で森山義彦氏・浅子隆敏氏を伴って、中国へ赴きました!
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講演は 私の3時間の講義・木村 森山 浅子 三氏による黒松実演改作 を1日行いました。
後、2日間を各所真柏と現地の「油松」と呼ばれる黒松類の原木を拝見に出かけました!
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“どのようにしてこんな巨大な真柏(正確には側柏という名前)が自生しているのだろう?”と目を疑う程の存在感!
木村先生如く
「森前君の能力で、何とかこれを日本に運べないか?これが来れば私は、登龍の舞 を超える作品を作りたい!」
の弁。
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真柏も黒松も、日本では既に枯渇して素材の入手が不可能なものばかり!
植物検疫・通関・根洗い・様々な問題がありますが、実現できるか?挑戦してみようと思います!
・・次の時代の日本盆栽界の為に!

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