雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴50年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

カテゴリ: 展示会


4日間で3万人近い来場者数を数えた大阪EXPOの盆栽水石展。
老若男女、若いカップルから小学生たちまで、初めてホンモノの盆栽を観て感嘆の声を挙げる方々。

振り返ればこの展覧に関われた事を誇りに思います。

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盆栽界の展示会と言えば、国風展や大観展。
見事な最高レベルの展覧ですが、唯一足らないのが、“一般の人達への目線作り“で作られていない
“マニア“やキツく言えば“オタク“界のイベントになっている事です。

修行に入って間もない頃、先輩達に言われました。
当時の1970年万博の事です。

“押すな押すなの人!人!人❗️ここから一般社会の盆栽の認知と趣味が広がった“と。
“盆栽ってすごいなぁ“
子供達の素直な声が響いた会場。
考えれば、国風展・大観展、共に“有料入場“、つまり“お金を払ってくれる人が見られる“仕組み。

盆栽に興味を持って欲しいと願うと言いながら、子供のお小遣いでは入れない展覧。
英国で盆栽の展示を政府からの依頼で半年間 “ダーウィン自然博物館“ でお手伝いした時、
その博物館は勿論のこと、近くにある有名な“大英博物館“も、入場は無料でした❗️

何世紀か前の国王の言葉が寄付を入れる大きな筒に刻まれていました。
“富める者は未来の子達のために、貧しき者はこの手を引いて“と。

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盆栽や水石がどれほど人々に感動と癒しを与えるかは歴然としています。
私達は、次の時代への良き“土壌作り“の為にも、もっと展覧会の在り方を見直すべきかもしれません。


5/19より、万博会場EXPOメッセ「WASSE」にて、盆栽水石展が開幕されました。

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私共エスキューブも、自身のブース・芳春院盆栽庭園ブース、
そして慶雲庵財団の正面メインステージに飾った「将軍の松」を羽生から運び、
企画展示としての3席、水石組合の20席、搬入だけでもトラック含めて、計3台の車輌💦

それでも、きっと生きている間の最後の万博、出来るだけの準備をお手伝いしました❗️

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もしかすると、大型売店を出店しないで、業界の文化活動として参加する最大規模のものかもしれません❗️
来場される方々、何と初日だけで1万人に迫る人数‼️
1970年、あの万博で多くの盆栽愛好家が誕生した記憶が蘇ります💧
多くの国風賞クラスの名木、55年前に万博を彩った盆栽の更に老成した姿、
何より初めてホンモノの盆栽をご覧になった方々の感嘆の姿が嬉しかったです‼️


5/19~5/22に開催されている大阪EXPO盆栽水石展に展示される名木達の手入れを完了しました❗️

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五葉松名樹「天帝の松」そして、日本盆栽作風展で内閣総理大臣賞を受賞した真柏。
木村先生の門弟として、この真柏の作者でもある森山義彦さんと、
私共エスキューブのスタッフで、毎週木村先生の所で、技術研修をさせて頂いている近藤瑞希君。

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福島の舩山邸から運び、2日間かけての作業💦
大きくて手入れ室に入らず💦
外の屋根下で名樹の“仕上げ仕事“‼️

数年間、何処にも飾らず、福島の風の下で、ゆっくりとしたせいか?
樹はとても生育の良い状態です❗️
繁茂した枝々を“透かし技“で空間を作り、葉先が美しく揃うように仕上げるのは、
簡単そうに見えて難しく、さすが木村一門ならではの手入れが進みました。

下がり過ぎた効き枝のバランスをそろえて、万博に飾る姿が完了しました。

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14年前、四国高松市で開かれた、「アジア太平洋盆栽大会in高松」で初公開され、
1億円の価格が表示された巨大五葉松!
後に京都「日本盆栽大観展」で、栄えある内閣総理大臣賞を受賞したこの樹は、
ずっと福島“吾妻山“麓で、静かな刻を過ごしていました。

四国で公開され、京都で冠を獲り、そして今回万博に展示される・・・。
この樹が背負った名樹の道を表しているようにも思います。
世界の方々が、どのように観てくれるでしょうか?楽しみです‼️


連休明けの“五月雨“の降る中、盆栽教室生徒さん達による、初めての「生徒作品展」を開催しました❗️

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前日までに集められた、各展示品!
生徒さん達と、“作る事から飾る事へ“と、今まで経験のない、展示会を開く!飾る!という勉強を実践形式で、私と一緒に行いました。

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卓や地板を決めるのに、雨竹亭の巨大な収蔵庫(100坪!)に入り、自分達で選んでもらい、
それを使ってまず飾り、何が合っていて、何が替えるべきか? 
隣の席とのバランス、展示される盆栽の“飾る前の清め作業“、ひとつひとつが、
いつも月2回の教室で、自分達の樹を持ち寄って、その時その季節に大切な手入れ作業を指導している中、
“盆栽は最後は飾って楽しむもの“という事を伝える良い機会になったかと思います。

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ご自身のコツコツ作ってきた作品が、ささやかながらも“晴れの舞台“に飾られた時の、生徒さん達の表情は嬉しいものでした❗️

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これも雨竹亭の教室が教えたい事!
出来れば、春と秋に定期的に開催できればと思っています。


5月2日、全国的に雨模様の日、毎年恒例の福島県、盆栽協会吾妻支部の展示会の搬入飾り付けのお手伝いに伺いました。

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“五葉松の故郷“として、吾妻五葉松の名産地。国内で“那須五葉松“として流通する樹の内、本当はこの吾妻産が半数を超えていると思います。
この展示会に関わって、もう20年💦 
会員の皆さんもいつの間にか、70歳を超える方が多くなりました。
会場の設営(公民館の倉庫からパネルを出して、組み立て、布を張り、腰巻き、薄縁敷き😅 
ようやく会場が出来たのが、
午後3時‼️

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それぞれが想いを込めた自分の盆栽を持込み、“この樹は右だな、これは逆の方が見栄えが良いな“など、皆んなで喧々諤々❗️
それでも盆栽をこよなく愛する方々と1日一緒に居ると楽しいものです。

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愛らしいもの、季節のもの、名木、将来の名木、愛好会ならではの雰囲気が会場を覆っていました❗️三日間の展示、地域の皆さんが楽しみに来られる“温かい展覧会“です‼️

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