雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴50年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

カテゴリ: 園内

晩春の雪は盆栽達にまるで白無垢の衣装を着せた様です。
何でこんなに静かで綺麗なんでしょうね。

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「秋の観賞会」の応接間は日替わりで名樹が飾られますが、
この真柏の様に“何処となく何処かで見た風景”を感じる作品も心和むものがあります。

宮城県石巻に近い名勝「松島」に見られる美しい景色がこの中に見えてきます。

「見立ての美」と言うものを日本人は大切にしてきました。

この樹はそんな“借景”の世界を楽しませてくれます。

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昨年まで栃木県鹿沼市の花木センターで開催していた「至宝展」を
今秋からは本店雨竹亭で「秋の観賞会」として皆さんをお招きして開くことになりました。

盆栽が色とりどりの表情を見せてくれる心地良い季節の始まりです。

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床の間は格調高く黒松に日の出の掛け軸、脇に瀬田川の遠山石。

庭園に散りばめられた盆栽達も秋色の装いになっています。

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この間 ブログで紹介した五葉松の根連なりを私の所で“出仕事”に来ている森山義彦君
(木村正彦先生のお弟子さん 修行を終えて九州から来ている)が
軽く整える整枝針金を施しました。

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雨竹亭の応接 床の間も“秋飾り”の季節となり、
「風に靡く松林、仰ぐ名月の向こうには訪れる秋を思わせる稜線美しい鞍馬の遠山石」 。

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五葉松だけでは伝えきれない季節感を名月(掛軸)遠山石(秋色)で表現しました。


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当たり前の飾り、一番“間調子”が大切な飾り。

連日の猛暑は羽生本店の温度計を40度越えとしています。

雨竹亭も四棟の防寒防暑用のハウスがあり、梅雨明け前に遮光網が張り終えてあります。
昔は寒冷紗の名で黒い1種類のタイプしかありませんでしたが、今は用途に応じた様々な種類のものがあります。

私達は写真の白い遮光率2~30%のものをここ数年利用しています。

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白や銀色は太陽光を反射して、内側に熱を通しにくいので、夕方の温度は外側と2~3度違います。
日差しの強さも程よく、炎天下の直陽は完成度の高い盆栽の樹冠部分を“焦がして”しまいます。

朝夕の水で鉢中の温度を下げ、遮光によって守ってあげる・・・
夏の管理の愛情が秋冬の美しさと健康に大切です。

“松類も度を越す炎天は害”なのを忘れないで下さい。



 

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