雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴50年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

カテゴリ: 園内


秋の盆栽園に彩りを添えてくれる老爺柿。

私が修行時代に一世を風靡して盆栽界に登場してから、もう50年以上の月日が経っています。

暫くは忘れられた程に姿を消していましたが、近年海外からの人気で再沸騰(値段が高くなったわけではないのですが)してきた種です。


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羽生の邸内にもふと見れば、目立たぬ中にも鮮やかな実姿の老爺柿が点在しています。

この中の半数以上は、今から17年前、都下小平方面の武蔵野園さんより、

一千点を超える老爺柿を譲って頂いた名残の樹達です。


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いつの間にか棚に置いてあっても、愛らしさを楽しませてくれる存在になりました。

昨今は様々な実姿・実色の“種類物“と呼ばれる老爺柿が市場を賑わせていますが、私は普通の自然な老爺柿が好きです。

日本原産ではないのに、いかにも日本人の目に映る老爺柿。

茅舎の置物を添えて飾れば、訪れる多くの方々の心を和ませてくれます。

四季の中に生きて来た日本人。

やっぱり秋の実りはいい物ですね❗️


羽生雨竹亭の正門中に広がる応接庭園。

毎年秋の彼岸の頃になると、庭園の南面塀沿いの築山に深紅の花、清楚な白の花を咲かせる彼岸花が、

築山の上にスッと茎を伸ばして可憐な花姿を見せてくれます。


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普段は彼岸の入り(9月20日頃)には少しずつ花を咲かせるのですが、記録的な猛暑の影響?でしょうか?

今年は紅花が25日頃、白花が30日頃になりました💦


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羽生の田畑の畦道も彼岸花は今年は少し少ないように思います。

庭にこの花が咲くと、もう秋!

さあ、忙しい盆栽の季節が来ます❗️


毎年恒例の羽生雨竹亭『春の観照会』が、本日4/29(火・祝)より始まりました!

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植替え・手入れを施した盆栽達、特に春は雑木盆栽の新緑や花々が庭を彩ってくれます。
雨竹亭の春のシンボルのようになっている、藤の貴賓種「黒龍・八重咲き」も今年も見事な花姿となりました。
雨竹亭は、殆どの盆栽・水石・樹鉢・等々、どなたでもご覧頂きながら、
購入を希望される方が、判断しやすいように“正札価格“が明示されています。

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正面庭園・それを眺める応接室と庭園展示場。
中門をくぐれば、見渡す限りの盆栽棚!

小品中品盆栽棚、1列全部実用鉢の棚、そして樹鉢・水盤・添景を収めた収蔵庫。

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このすべてが観照会は開放されます。
半年で数百の商品が回転する雨竹亭。
秋に訪れて下さった方でも、“殆ど見た事ない“樹々や水石“で展示されています。
麗らかな春の1日を、のんびりお遊びにいらして下さい❗️

羽生雨竹亭 春の観照会


寒さと高温が毎週入れ替わる今年の春。
満開の桜達も、一夜二夜でその花びらを散らしはじめています。

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羽生の庭の盆栽達も、“三春“  つまり梅が終わる前に桜の兆し、桜と共に他の花々が咲き始める!
待ち侘びた春を一斉に謳歌するように樹々は色付いて来ました。

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枝垂れ桜が仕舞い頃となり、その花色は薄紅色に。
名残の椿(玉の浦)が咲いてる中に、藤もどきの薄紫の花!
もみじの出芽も始まりました。

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出掛けずに、この庭で腰に鋏を携えて、
今しか出来ない切り込みや鉢替えという、盆栽達と大切な手入れの春を送りたいものです💧

こうして庭を歩いていると、デスクワークに机の所に戻るのが嫌になります(笑)
雑誌の執筆!
大阪万博の企画席の構成デザイン!
まだまだ隠居には程遠い毎日です❗️


新年の恒例、羽生雨竹亭の「新春盆栽展」が始まりました!

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盆栽業は愛好家の皆様に支えられてのもの。
毎年松の内に庭内を開放して、皆様をお迎えする展覧をしています。

応接展示は勿論のこと、盆栽庭園や展示室など、色とりどりの盆栽・水石・掛軸・卓・添景・等々、
観て楽しく、お求めやすい価格表示で、多くの来園される皆様に喜んで頂いています。

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今年もここから多くの“出会い“をいただきながら、国風展・新緑・水石展など、羽生のみならず、各所でのイベントで精進に努めてまいります!
高額な名品に注目が集まりがちですが、数万円の味わいのある雅味のある樹など、
そこに込められた風趣は、眺めれば観者を遠い大自然に連れて行ってくれます。

1万円ほどの水石でも、凝視すれば、松風や潮音も感じられるのです!
そんな盆栽世界に少しでもお役に立つ事を今年も頑張りたいと思います。
宜しくお願いします🤲

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