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盆栽歴50年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

カテゴリ: 日常


【男子漢❗️張シン君、結婚㊗️おめでとう‼️】


達、日本と中国の盆栽流通の大切な仕事を受け持って長い、張鑫(チョウシン)さん。

日本の盆栽業界(トップレベル)で、彼を知らない者はいません。

ひと言で言えば、男❗️

どんな事があっても、人との約束を守り、たとえ自分が損をしたり、理由なく避難される事があっても、

“黙して語らず“を貫き、己がすべき事をやり遂げる! 

私の知る中国の“信頼できる友人“の中のひとりです。

その彼が、結婚される挨拶を受けました❣️

おめでとう㊗️‼️


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夫人となられる劉尊寧さんの写真を見て❗️すっごい美人さん‼️

2人の写真を見ても仲睦まじく幸せそう❗️

山東省出身の彼、母国では“武警“ 中国人民武装警察の隊員として国の為に24歳まで尽くしました。あれから大好きな盆栽の仕事を誰の助けもなく、たった1人で日本で始め、

壊れそうなオンボロ車を修理しながら駆け回っていたあの頃を思い出します。

その彼も今では“張さんに相談すれば大丈夫“と両国の業界人に慕われる存在。

美しい夫人と末永くお幸せに❗️(美人過ぎるのにはちょっとヤキモチあるけど!)


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先日、業界の集まりがあった時、結婚を発表して、木村正彦先生や小林國雄先生も心から祝っておられました❗️


幹周り約1メートル❗️の黒松、元々は庭木の素材として育てられていたものですが、

お客様が外玄関入り口に、“迎え松“としておいたもの。

樹姿が良く数年前に大型プラポットに植えていましたが、1年かけて中国に特注していた、

1,8メートル、重さ約150キロの鉢に植え込みました❗️


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樹も鉢も人力で植え替える事も出来ず、庭師の方々に手伝って頂き、まず樹をクレーンで吊り上げてもらい、

根さばきをして、鉢の方も生まれて初めて“クレーンで鉢を吊り移動して、植え替えました‼️

盆栽を作られている庭木業者の方が持っていたので、根の状態もごまかさずちゃんと作ってくれていたので、太根や粗根がなく、

これだけ大きな黒松なのに、普段の盆栽と同じような根の仕上がり状態だったので、思いの外うまく植替えが出来ました。


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“規格外“の黒松❗️

これだけの大型の鉢も初めて❗️クレーンで吊る鉢の植え替えも初めて‼️

それでもこういう風な、“お化け“を作っているとワクワクする自分を笑ってしまいます😅



某古老愛好家よりの依頼で、糸魚川真柏(枝接ぎなし!)の古樹の表裏転換の仕事を森山義彦さんにしてもらうのに、
羽生雨竹亭で、第1回の施術が行われました。

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これは月刊近代盆栽とWABI CHANNELの合同取材の形をとって、
最終的には第2回の施術を森山さんのドイツ講演後の5月下旬に仕上げを行い、植替えも行う事になります。
元々が名樹の真柏、古来名木を改作するのはたとえ高い技術を有する盆栽作家でも、
“己を出し過ぎない“事が大切で、森山さんも新しい正面を描き出すのに相当の時間をかけました。
過去の盆栽家がどのような想いで今までこの樹を見つめてきたか?
果たして自分が見つめる正面が、この樹にとって本当に正しいものなのか?
自問自答の繰り返しです。

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それでも盆栽は、その時々の人と邂逅しながら自身の“貌“を見せてくれます。
五葉松名樹「日暮し」がそうであるように、何度も正面が入れ替わったものです。
ここまでの作業を追った記録は、4月下旬のWABI CHANNELで放映され、最終的な5月下旬の様子は、7月初旬発売予定の『近代盆栽』で全容が発表されます。
でも、“本物の名木“は、ずっと観ていてもありがたいものですね❗️


今から60年前、ひとりの盆栽家が個展を開きました。

会田一松翁、神奈川県にいた“細き中に宿る盆栽の精神“を後の世に示された名人です。

その一松翁が残された杜松を久しぶりに“本気“で鋏を入れました。


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出典: 『月刊 近代盆栽』 2024年3月号



スッキリと切り込めば済む事もありますが、60年前の残された姿、一松翁を尊敬する椎野宝樹園氏が大切に守ってきた姿、

そして誰もが鋏を入れるのに躊躇する程の樹。

満を持して刻をかけてゆっくりと“透かし切り“を進めました。


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「綺麗にするのではなく、この樹が持っている“貌“を失う事なく、刻の流れを樹に表現したい」

そんな想いを持って、老成してゆく樹姿を描き出す事に努めてみました。

樹は時が経つ事で、“老成した姿“になるものです。

下の方の枝は、朽ちるまで行かなくても、枝々にジン舎利を見せるようになり、樹を傷めぬ程度に無駄な繁茂を消していく。

そんな作業に没頭するように進めました。

いかにも“手入れしました“ではなく、今のこの樹が持っている雰囲気が醸し出せるように心がけました。

 

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盆栽家はどうしても、立派にしていきたがるものですが、太らせず、静かに刻の流れを顕す事は、ひと鋏入れるごとに、慎重になっていきます。

“己を出さないように“  只々樹と向き合って対話するように鋏を進める。  

若い頃は思わなかった手入れの在り方を久しぶりに体感した仕事でした。


昨年募集した“森前の弟子希望“で、多くの応募者の中から合格したスペインの若者が、国風展に合わせて、練習的訪日をしました。

特別な事をするのではなく、盆栽園として普段通りの当たり前の毎日を送りながら、

日本の盆栽文化とプロとしての仕事の内容と在り方を体験してもらっています。


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昨年一度、“これが日本の盆栽園の現実“を体験してもらった上での来日なので、

今回は朝から晩まで共に過ごしてみてもらっています。

先日、“自分で樹造りをしてごらん“として、国風展で目の回る忙しさの中、

羽生でまだ素材の段階の大阪松を整姿施術をしてもらってみました!

上野から戻ると“師匠、出来ました“と、4本預けた中からの1本を仕上げていました。


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勿論修正点などもありますが、母国では素材がなく、この大きさの樹をやった事がないと言いながらも、70点の評価‼️ 

処女作で70点は彼がどれだけ盆栽に対して熱意を持って見つめてきたかを物語っています。

さて、どこまで出来るか⁉️

 国が違えば何よりも壁となるのが、その国なら当然の日常が、まるで違う世界もあり、

それを受け入れながらすべてを身に付けていく努力が何よりも大切です。

預かる立場の責任の重さ、そして真摯に盆栽と向き合う若者に対する“息子“を見ているような自分。

あと数年で70歳の中、人を育てて遺す事が、何よりも大切に思えるこの頃です。

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