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盆栽歴50年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

2026年03月

【京都 禅林の聖地 新たな盆栽庭園❗️】


3月20日の私の誕生日(67歳💦)に開園5年いよいよ6年目に入った、大徳寺芳春院盆栽庭園。


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現在の庭園に隣接して続く巨大盆栽庭園も、4月12日の仮開園に向けて、最後の飾り付けが始まりました。

德川家黒松「鎧掛けの松」・蒋介石旧蔵赤松・左右1,8mの一本で生きる五葉松根連り❗️


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そしてこの芳春院を400年前に建立した、江戸期大々名「前田利家」の加賀百万石由来の五葉松「百万石」は、

京都四閣のひとつ芳春院「呑湖閣」が見える塔柱に。


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庭内の展示棟を背にすれば、左から呑湖閣、中央に比叡山を仰ぎ、大徳寺の甍郡の彼方には、

“大文字“の山が確認できる、唯一の地に立つ盆栽庭園となります‼️


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既存庭園と合わせて、常時80点近い名樹がここで息づいていく事になります。

ここからの“守り人“として何が出来るか?老成の中の挑戦です❗️


コロナ前、四国高松の名園「小西松楽園」さんから譲り受けた大阪松の巨木郡❗️

高齢の小西さんから“森前さんに受け継いで欲しい“(断りづらい言葉💦)と言われて、

四人でも上がらない畑植えのこの種の樹を十数本❗️

羽生にトレーラーで運び、大型の木箱(桧材でひとつ3,5万💧今作ったら5万❗️)に入れて5年。


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葉も根も充実した今春、中国から3尺の鉢類が届くのを待って植替えをしました!

約300キロの木箱入り💦

フォークリフトの爪で吊り上げ、ハンマーで木箱を叩き、やっと抜き込みました。


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5年の時間が根巻きした樹に小根を増やす事となり、出来るだけ根を切り詰めての植替え。

それでも予定していた鉢に収まらず奥行きのとれる大型丸鉢に入れました‼️


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激減してゆく太幹の松、こうして次の時代の樹を作り残す事、私達の年代の責務のように思います。

でも、若手が手伝ってくれないと、太根をノコギリで切るのに、息ばかり💦切れる高齢者になってしまいました🥵


完成間近となる大徳寺芳春院盆栽庭園第二次工事。

塔柱への置き台の板(80×60×12センチ!)の組込みを待って、

羽生ではそこに飾る20点の盆栽のうち、最大級の盆栽達の仕上げ仕事を、相変わらず💦森山義彦さんに協力を得て進めています。


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今日の慶雲庵財団やお得意様達の所蔵されている歴史的背景を持っている名木達。

トラックを含めて3台分を第一次搬入が今月中に行われます。

1年をかけて建て方棟梁、庭方棟梁達が造って下さったこの庭、今はまだ“目覚めぬ庭“ですが、

ここに盆栽を入れた瞬間に“鼓動“が始まり、その響きは止まることない刻になります!


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未公開の黒松大樹、2mの平石に乗ったこれも未公開の五葉松根連り!


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そこに黒松岩石性「大王」や、国風展にも出した「蒋介石の赤松」等々、5人掛かりの運び込み!

相変わらず💦目の回る日々です😅

【佳境に入る芳春院盆栽庭園第二次工事❗️】


昨年より進めてきた芳春院盆栽庭園の増設(第二次工事)も、4月の仮公開に向けて、庭園の最終工事作業が急ピッチで進んでいます。


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先日、盆栽を邸内に飾る“塔柱“(今回は羽生庭園と同じく、石燈籠の棹を使用)の各所据付位置の決定が行われました。

予定される通路に合わせた盆栽を鑑賞する位置を考慮しての設置、

ここから塔柱の上に厚い板を合わせ、今月中には大型盆栽の各樹を羽生から移送します。


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敷砂利が入り、通路が完成していくと、徐々に庭園の姿が浮かび上がってきます。

第二庭園には、東北から取り寄せた、天然樹林から間引いた山もみじの細幹の庭木が各所に植えられ、

散策しながら盆栽を鑑賞する独特の庭相を示しています。


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併設した展示場は大きく、ここからこの庭園で繰り広げる盆栽世界が、

10年後、20年後、盆栽界にとってどのような役割になっているか?不安と楽しみが心の中で織り混ざってきます。

今はまず、4月の仮開園を無事に迎える事に集中して取り組みたいと思います。


今年も桜を愛でる季節が来ました。

富士桜の枝垂れ性。

今から60年ほど前、埼玉の西部秩父地方のひとりの盆栽を愛する古老が、山中で珍しい桜を見つけました。

枝垂れ桜でも一重咲きの可憐な花、枝も細やかで、富士桜の変種であったこの樹の枝を挿し芽で増やして、

今では日本の盆栽界の春の人気種のひとつにまでなりました。


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私もこの枝垂れ桜が大好きで、羽生には培養作品も含めて50本以上が大切に作られています。

この樹も毎年羽生雨竹亭の応接を飾る樹として、良き花姿を楽しませてくれています。

今年は去年とはまた少し変えた飾りをしてみました。

朧月の掛物に大きな水を湛える水石との取合わせ。月と桜が水鏡に映るような世界!


千年前の都人達が桜に想った歌が残ります。


「ひさかたの 光のどけき春の日に しづ心なく 花の散るらむ」

(古今和歌集・紀貫之)

「糸桜 しづくこぼるるさま見れば 春の涙のかかるなるらん」

(江戸時代・読み人知らず)


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久しぶりに応接に銀屏風を立てて、この桜に“牛車”(ぎっしゃ)を脇飾りにしてみました。

“都大路”(千年前の京都の中心部)を行き交う貴族達の世界、目には桜の美しさ、そのままの“あの頃の都“を創ってみました。


この飾りをして“散り桜“となる頃、さあ💦押し寄せるほどの“植替え“です😅

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