雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴50年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

2025年09月


9月3日、久しぶりの海外講演で渡航する前、羽生の応接展示を早めのススキの飾りにしました。

記録的な連日の猛暑💧

マスコミは埼玉の最高気温に“熊谷市“をよく引用しますが、雨竹亭のある羽生市は、隣町のようなもの❗️

日々38度、時には40度にもなる今年の夏です。

昔なら“旧の盆が過ぎれば、朝夕には何処となく秋めいた風になる“と言われ、

まさにその通りでしたが、今は9月の声を聞いた中でも、真夏と変わりません💧

盆栽の遮光設備もいつ取れるやら…


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そんな中の“芒の飾り“    名筆田中訥言の月の図、まだ穂を見せぬ鷹の羽ススキ、

せめて秋の兆しを感じたくて、傍に虫籠を置きました。


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思えば、今年の“中秋の名月“十五夜は、9月ではなく10月⁉️

このままでは、秋風も月遅れの10月でしょうか😅


暑気強い8月の末、水石展で連日上野グリーン倶楽部に通う中、同所にある常設売店で、

いつもと変わらぬタオルを頭に巻き、前掛け姿で盆栽の水掛けをしている岡村さん。


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百貨店の営業畑を長く歩まれた傍ら、大好きだった盆栽(主に小品)をコツコツと専業にされて、

今では日本盆栽協同組合本部の理事、そして私達水石協会の理事等も務められる苦労人。

役員として背広を着ているよりも、“常設売店の方々の為“と、

外気に触れるだけでも辛い時を、訪れる盆栽初心者の来訪者に気軽に声をかけて動き回る岡村さん。

この手頃な売店からどれだけの上級趣味家を作られたでしょうか❗️

頭が下がります💦


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海外(主に欧米)の方々からの依頼やオーダーも日々即々と対応され、

数百万の取引をしたかと思えば、また数千円のポット盆栽を親しみを込めて説明される。

どれだけの人生を歩めば、このような人になれるのだろう。と少し離れて見守るばかりでした。

尊敬❗️


日本水石組合主催の第2回全国水石逸品展が、月末の土日、残暑厳しい都内上野グリーン倶楽部で開催されました。


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全国から100点近い水石の出品❗️

水石協会が催す早春の「日本水石名品展」※於・東京都美術館 とは、趣向を替えた、各ジャンル別の審査会を設けた展覧。

台座・水盤・姿・紋様・抽象・探石、水石趣味の楽しさを幅広く社会に伝える展示会として、私達業界人が“手弁当“の気持ちで構想したものです。


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水石展は基本的にその文化性を重んじる為、販売会場を設けないものが主流となっていますが、

市場や流通と言う愛好家も楽しみになる側面を融合した展覧を、水石協会と言う公益団体ではなく、

水石の専業者の団体だからこそ出来る企画を実行したものです。

“審美の趣味“とされる水石も、時代や社会の捉え方で、その趣味性も大きく変わりつつあります。

業界としても次代の愛好家の窓口としての展覧を目論んでの企画です。


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暗中模索しながらも、私達プロもこのような裾野を広げた企画の中で、勉強になる事も多く、

今後も多くの方々との親交を深める楽しい展示会になればと願っております。

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