雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴50年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

2025年05月


大型連休も過ぎれば、暦の上での「立夏」。
新緑や若葉ともてはやされた、もみじをはじめとする葉物盆栽達も、
徐々に葉数を増やして、“緑陰“と言う言葉が似合う季節に向かいます。

雨竹亭の庭園応接室も、“夏の始まり“を感じさせる、「岩がらみ」を飾る季節になりました。

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薄緑の葉上に咲く、まるで“紫陽花“のような花
(正確には花ではなく、真花のまわりの萼片が進化した“装飾花“)は、
まだ私が二十代の頃、尾瀬など、標高の高い高原を山々を分け入っていた時、
巨木を見上げると、登れぬ程の高い所に、まるで蝶が群舞しているように見えたあの樹です。

5月から6月、岩がらみは、毎年私の目を楽しませてくれます。

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織田杏斎の「雨中の杜鵑」に合わせてみました。
霧煙る里山、一羽の杜鵑が“一閃“と言う、ホトトギスならではに使われる、
スーッと翔ぶ姿を、日本画家達は、見事に描いています。

“潤湿な空気“と言う季節をそのまま受け入れて感受する日本人の感性はいいものですね!

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脇に飾った、瀬田川梨地の山形石。
月明かりを照らすような美しい石肌、「樹・石・画」が、ひとつの“今“と言う、この国の“何処かにある“自然を床の間に現出しています❗️


5月2日、全国的に雨模様の日、毎年恒例の福島県、盆栽協会吾妻支部の展示会の搬入飾り付けのお手伝いに伺いました。

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“五葉松の故郷“として、吾妻五葉松の名産地。国内で“那須五葉松“として流通する樹の内、本当はこの吾妻産が半数を超えていると思います。
この展示会に関わって、もう20年💦 
会員の皆さんもいつの間にか、70歳を超える方が多くなりました。
会場の設営(公民館の倉庫からパネルを出して、組み立て、布を張り、腰巻き、薄縁敷き😅 
ようやく会場が出来たのが、
午後3時‼️

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それぞれが想いを込めた自分の盆栽を持込み、“この樹は右だな、これは逆の方が見栄えが良いな“など、皆んなで喧々諤々❗️
それでも盆栽をこよなく愛する方々と1日一緒に居ると楽しいものです。

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愛らしいもの、季節のもの、名木、将来の名木、愛好会ならではの雰囲気が会場を覆っていました❗️三日間の展示、地域の皆さんが楽しみに来られる“温かい展覧会“です‼️


普段より京都へ着く時間が早かった先日。
時にはゆっくり歩いてみようと、大徳寺に向かって“北へ北へ“と歩みを進めました。 
海外の観光客の方々で賑わう中心地のアーケード街、懐かしく歩いていると、アパレル関係の店舗に、見事な盆栽❗️

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現代的な展示スタイル。
全体がモノトーンの世界に浮かぶ100年の命❗️

私が初めて京都へ仕事で訪れたのが、46年前の20歳の頃。
佳き意味で“時代は変わってきている“と感じ入りました。
苔玉もショーウィンドウも良いもんです❗️

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ところで、ここに飾ってある盆栽の内2本が、私が手掛けて持っていたものだったのに、もう一度ビックリ‼️
懐かしくもあり、“元気そうだな!“と心の中で声をかけました。

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