YouTube「WABIチャンネル」の撮影を兼ねて、雨竹亭がある羽生、飾りの求道に生涯を費やした、
故根岸庄一郎先生(号・雨卲)の遺された本格数寄屋建築の中に、盆栽飾りを今年初めてしました❗️
“明けやらぬ春“・干支の辰(龍)が不二(希望や夢)を目指して昇る。
こんな想いを、玄関・寄付床・書院・茶室、これが“ひとつの主題“で構成されている世界観でまとめてみました。

玄関脇には、雪屋の香炉、京都清水焼の名工、清水六兵衛の作。
寄付には枯淡の幹味の野梅、掛け物は「雪に独雀」横山大観と並ぶ近代日本画の巨匠、竹内栖鳳の筆。
この2か所に込めた想いは、深々と降り積る雪、梅の花もまだ咲かず、雪上の一羽の雀は、寒さの中翔ぶ刻を待っています。
初春から早春へと移る手前、季節の訪れをじっと待つ“今“を表している世界です。

本床(書院床)に飾られた真柏、細身ながらも厳しさを宿す姿は、まさに“龍が翔け昇る様“を感じさせています。
天を仰げば、そこには神厳なる霊峰。
不二は山でありながら、その姿を超越した“仰ぐシンボル“。
真柏の“龍“は、この神山に登ろうとする私達の心。
あえて脇床に大型の“大八洲・おおやしま“を配したのも、
“山“の被りと言う“忌み飾り“を承知の上で古典を超えて、年の初めの様々な“願い“を飾りに込めてみました❗️

茶室には、数少ない門司梅花石。
“まだ咲かぬ梅の花、石の上だけでも咲き待ちの心を伝えたい“、これも願いを込めました‼️
掛け物は、若き“飾り道具としての掛物“の研究に尽力される、石川清秋師の“細雪“。
今年も早く“春よ来い“‼️






