大寒の頃となると、京都北部にある大徳寺は、日本海側の気候が、日々舞い降りて来ます。
朝夕、さっきまで青空が見えていたと思えば、北山を越えて雪雲が空を覆います。
今朝も,未明から降り始めた雪が,庭園の景色を変えていました!
深々とした空気の中、盆栽達は雪帽子を纏います。
寒そうに見えますが、彼らにとっては、関東地方の乾燥した空っ風よりも、
ある程度の湿度を与えてくれるこの地の方が、環境としては良いように思います
(勿論、低温を嫌うもの、樹の施術などをしたばかりの樹は保護必要!)
紅冬至梅の名品も、雪の中に花色が埋まって見えます!
国風賞の花梨も、まるで白い花を咲かせているよう!
真柏は、翠の葉組の雪帽子で、舎利幹とモノクロ世界!
上杉謙信の一位「謙信峠」は、生まれ故郷に帰った感じ!
こんな景色も、陽が昇れば、あっと言う間に“幻“のように消えてゆきます❄️
名ばかりの立春も間近の中、大徳寺の盆栽達は、意外にこの冬、この雪、を喜んでいるようです❗️