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盆栽歴50年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

2023年05月

【吾妻盆栽展に登場‼️】


毎年ゴールデンウィークに恒例で開催される、福島市の盆栽展。

今年からは吾妻支部・福南盆栽会の共催で行われました。


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現地を代表される愛好家、吾妻支部長でもある、舩山邸より名樹が出品されました。


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47回日本盆栽作風展で、木村正彦先生門下の若き栽匠、森山義彦氏が、最高賞である

内閣総理大臣賞を受賞した真柏。

元々舩山氏が、若い作家志望の方が、世に出るお手伝いになるならと、入手して3年以上、

自身の名で飾れない事を承知で、森山氏にこの大樹の未来を託されたのです。

受賞後、大観展などへの招待出品を経て、本来の住まいである福島に帰ってきたのが、去年の春。

今回初めて地元でのお披露目となりました。

関係者一同で、日本の名木が飾られるのだから、皆んなで設備を作ろうと、正面に金屏風を模した展示がなされました❗️


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左右の太刀持ちと露払いに、舩山氏は、これも惜しげもなく、今年の国風展に出品された寒グミの古木、

更には吾妻の山地で山採りされて、いまだこの地から公開されていない五葉松の根上がり巨木。

初日は午前中だけでも入り口で列が出来るほどの盛況!


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地元の古老達が、丹精を込めた吾妻五葉松の数々も、会場を彩りました。

地方の愛好会が衰退する中、この展覧は、地域の皆んなで作り上げる力強さと意気込みが見事に発揮された展覧でした。

未完のもの、土地ならではの樹、産地を抱える愛好会の楽しさを感じる時間でした❗️


公私共に交流深く、人生観を含めての盆栽家の鑑と言える木村正彦先生。

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毎週のように訪れては盆栽の改作・お客様の依頼・等々、お話をしていますが、
3月には83歳になられた今も、日々盆栽整姿や改作に努められています。
1970年に独立後、文化功労賞・現代の匠・黄綬褒章・文化庁長官賞など、その活動への評価は、世界の頂点といえます。

今回、埼玉県の盆栽業の大先輩「高橋園芸」のご主人より譲り受けた真柏の整姿をお願いしました。
“この樹は細身ながらも真柏の美がしっかり潜んだ古木だ“と、仕上がる姿を脳裏に浮かべて先生の所に伺いました。
“古い本物だね!“  先生は瞬間で仕上がりの姿が浮かんだようです。

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そして僅か3日間という信じられない速さで、私がお願いしたこの樹の本来の姿へ変貌させて下さいました。
また、以前お願いして作った真柏の寄植え。
古老愛好家が、丹精した素材が、先生の手で一人前の寄植え盆栽になる事を目の当たりににした私は、
その事を素材を作られた古老に打ち明け、残したすべての真柏を先生の所に届けました。

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ポットに植えられた、今は誰も振り向かない真柏の単幹素材。
これを木村先生がどのような作品とするか?楽しみです。

功なり名を遂げてなお、変わらず日々の作品作りに励まれる先生。
私達のような年下の者にも、平易で優しく接して下さいます。

人として、盆栽人として、作家として、学ぶべきものが多すぎます。
“私は盆栽に生かされているんだよ“と語る先生。
少しでもその技を考え方を習得したく、これからも寄り添って見守りたいです。

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