11月下旬、日本盆栽大観展(京都・みやこめっせ)特設売店の一角に、観客が目を皿のように見つめる盆栽達が並びました。

巷で言う“工芸盆栽“とはひと味もふた味も違う、洗練された樹々達。
アート盆栽『華舞樹』の作家、谷村由華子先生の見事な小品や中品盆栽達です。

銀座雨竹庵で出会って五年以上の刻、由華子先生の作品は超絶と言えるリアル感!
私たちプロでも、“華舞樹“だとわかっている上でも驚かされるひと鉢ひと鉢。

ましてや初めて見る方々は、“ホンモノ?いや違う?“と、しばし魅入ってしまう程のものです。
梅もどき・真柏・まゆみ・長寿梅・けやき・等々、どんな素材でどうやって造られたのか?
不思議に思うくらいの谷村ワールドです。

植物検疫などの問題で、持ち帰りの出来ない海外の盆栽ファンに喜ばれた初めの頃、
今ではひとつのアートとして高い評価を得て、手作り一点作を順番待ちする程の高い人気を誇っています。
“枯れない盆栽“ それでも心はいつも枯れることなく、潤いの豊かさを持っていたいですね❗️