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盆栽歴50年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

2022年07月


長野県小布施町、久しぶりに友人鈴木伸二さんの盆栽園に伺いました。
いつの間にか、彼も今年で60歳、30代初めの頃、
“小布施に盆栽美術館を作りたいので、相談に乗って欲しい“と言われて、
もう30年以上の時間が経ちました。

業界、世界を代表する盆栽作家になられた彼は、昔と変わらず、唯々盆栽を見つめる好青年!
それでも多くのお弟子さんを育てて、今も6人のスタッフを抱えて日々盆栽と向き合っています。
“森前さん、盆栽と居る時間だけでいたいですね!“
・・お互いにこの歳になると、この言葉には本当の想いを感じます💦

庭内の盆栽達は、私の雨竹亭とは桁違いのレベル‼️
名樹が当たり前のように所狭しと置かれています。

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“樹と一緒に生きていたいんだなあ“・とつくづく思います。
特に盆栽のひとつひとつに対する適切な管理面には頭が下がります。

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どんな樹でも、“今はこの状況が一番“と思える管理です!
盆栽園には、それぞれ園主の個性や感がう方が滲み出ます。

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彼は本当に盆栽を愛しているのでしょう。


【阿部倉吉邸・舩山コレクション❗️】

吾妻山の大自然と、五葉松や米栂の自生地を満喫して、福島市庭坂の地へ移動しました。
阿部倉吉翁、吾妻五葉松の素晴らしさを生涯をかけて広げた功労者。
90年以上となる同家は、二代健一氏・そして三代大樹氏によって受け継がれています。

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若き頃、“ここが五葉松の聖地・阿部先生の園“と伺った頃と殆ど同じ景色がありました。
“樹は売らずに作れ“・初代の想いを頑なに守り続けた健一氏。

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棚場にある樹には、実生90年を超えるものもあり、伺った教室生徒達は、その年月の結晶に唯々感嘆の声ばりでした。
同行した木村先生のお弟子さん、イタリアのアレッサ君は、
すべての五葉松の葉性の素晴らしさに驚き、特に入口付近にあった根連りが、どこから見ても山採りに見えるのに、実生70年と聞いて目を疑うばかりでした。

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阿部親子の五葉松にかける想いに浸りながら聖地を後にして、北日本を代表する愛好家、舩山邸に伺いました。
圧倒的は名木群、アレッサ君も「こんなに多くの名樹が、1箇所にある愛好家は初めて見ました!」と、驚きを隠せませんでした。

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特に真柏の制作好きな生徒達は、“東北の神“と称される見上げるような真柏の大樹、
しかもそれが現在木村先生の指導で、枝接ぎ技法で、改作途上にある事に圧倒されていました。


初めて企画した生徒達との旅行。
一言で言えば楽しかったです。
商売ではなく、盆栽を愛する人達と、自然を観て、素晴らしい盆栽人生を送られる大家達に触れ、
私の仕事はこういう時間もとても大切な事に気づかされました。

それにしても、吾妻小富士に登頂するのに登った坂!
翌日の足のキツさに、普段の運動不足と寄る年波をつくづく思い知らされました💦

【吾妻山・五葉松、米栂自生地!】

10年以上になる、雨竹亭盆栽教室、初めての研修旅行に選んだのは、盆栽の“原点“と言える自然の自生の姿が見られる、福島県吾妻山。

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活火山として今も噴煙を上げる地、瓦礫のような所に冬季の5メートルを超える雪に潰されながら、
必死に生きる五葉松の姿、観光者も知らない「神々の庭」と呼ばれる、米栂の自生地。

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“子供盆栽博士“としてテレビでも活躍の教室生徒、清水ちえりちゃん、
名匠木村正彦先生の門人として、つい先頃、6年の修行を終えた、イタリアのアレッサ君、
中学生から昭和18年生まれの教室長老まで、皆んなで汗かきながら💦自然を満喫してきました。

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栃木から福島、五葉松と言えば、“那須五葉松“が有名ですが、
本当は那須五葉松の山採り作品は、極めて少なく、盆栽界に那須として伝えられる樹の7~8割の古木は、吾妻五葉松なのです。
天気にも恵まれて、大自然のあるがままの姿と、本当の自然界の厳しい淘汰を実際に見る機会を作ってあげられたと思います。



特に、“秘密の山道“を案内しての、米栂の群生地“神々の庭“は、アレッサ君も“親方・木村先生が作った寄植えそっくり!“と、感激していました。

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1年で1cmしか成長出来ない過酷な環境。その中で人の胴程になるのに、何百年かかるのか?生命の生きる力と長い刻を感じる機会でした。
次は、山を下りて、“五葉松の父“と謳われた、阿部倉吉翁の庭と、
同じ地域にいらっしゃる、“舩山コレクション“こと、舩山邸の見学を報告します。

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