二月中旬、盆栽の梅も枝先にちらほらと花が咲き始めました!
枯れ寂びた幹や枝の先に、寒気の中、芽も出ぬ中に咲く花姿。
春の魁として見る梅の花は、長い冬の終わりと間もなく訪れる春を伝えています。
私は若い頃から梅の生きる姿が好きです。
凍てつく寒さを耐え、自然界がまだ春を感じさせない時に、清廉な五弁の花を開かさせる。
まるで苦難の人生を生きる姿を物語っているようです。
床の間に「うぐいす」の掛物を合わせて、盆梅の完成した席を創ってみました。
大徳寺の庭も緋梅の花が咲き始めました!
日本は桜と梅に春の謳歌が代表されます。
対照的な二種です。
梅は訪れる春を伝える“ひと枝に咲く一輪の花“
桜は陽光の中、満開の花を湛える樹が、風に誘われて“花吹雪“となって降り注ぐ景色。
どちらが良いなど言えません。
春はいいですね❗️
でも、ここからすべての盆栽の“植替え“が待っています‼️
今はしばらく、この花姿を楽しみたいです❗️