2021年12月
師走の盆栽飾り・寒山拾得の世界観
歳末の寒風吹く季節、地域によっては盆栽の寒さ除けの設備などで忙しい日々の中です。
晩秋の彩りある盆栽飾りから、“冬枯れ“の景趣に移り変わる今、盆栽の床飾りに一番苦労する時です。新年の飾りは“栄え“と“ハレ“で決まります。
年末近い今は、新年を前にして、かと言って新春を感じさせるには早く、毎年頭を痛めます。

先駆けの山椿の蕾がほころびはじめました。
厳しい寒さを迎える中でも、深紅の花が心に温かみを感じさせてくれます。

取り合わせた掛軸は、横山大観の直弟子、筆谷等観の「寒山拾得」中国古代の伝説の禅僧ふたり。


悟得の境地を隠して、戯れるように日々を過ごした歴史上の名僧。
経典や箒を置き忘れてうたた寝する姿は、“そんなにあくせくしないで、のんびりと“と、私達に生き方を諭しているようです。

慌しい年末、そんな時だからこそ、この名僧達に見習って、ちょっとだけ、ひと休みするような気持ちでいたいですね!
第47回 日本盆栽作風展❗️
【盆栽作家の名品のオンパレード‼️】
47年目(実際は昨年のコロナ中止を挟んで48年)の日本盆栽作風展が、上野グリーン倶楽部で開催されました。
大賞である内閣総理大臣賞は、私共羽生雨竹亭のそばの仲間である、森山義彦さん。

名匠木村正彦先生の直弟子として、先生の名作真柏「登龍の舞」以来の真柏での大賞受賞!
所蔵者である舩山秋英氏と共に、会場にお祝いに行きました。

大賞の真柏は他を圧倒する存在感!
それでも他の作品群も、作家各自が丹精と情熱を注いだ秀作ばかり。


日本の盆栽界は、正式にプロとして登録した証となる「日本盆栽協同組合員」になる事で、審査資格を得ます。
つまり、国風展は愛好家の展示会、作風展は商売だけではなく、盆栽家として作出や培養を手がけるプロの発表の場なのです。
海外と違って、日本は盆栽を業とする者と趣味とされる方がハッキリ区別されています。
たとえ僅かな金額の盆栽を愛好されていても、純粋に趣味として楽しまれる方を尊び、
上位として、どんなに名品を所有していても、それを売買して生活をしている者は、愛好家より一歩下がって礼儀を立てるものです。
海外も最近は日本も、“セミプロ“的に、愛好家なのか?商売なのか?区別のつかない方々がいますが、
盆栽を心から愛好される趣味の方とは一線を画して私達プロは見ています。
素材からの作出が難しい昨今。
若いプロ作家を支えて下さるのは、次代の盆栽界を思って下さる趣味家の方々の応援あればこそです。
全国にいらっしゃる愛好家の皆さんの支えが、若いプロ達を創っています。
ありがとうございます。
47年目(実際は昨年のコロナ中止を挟んで48年)の日本盆栽作風展が、上野グリーン倶楽部で開催されました。
大賞である内閣総理大臣賞は、私共羽生雨竹亭のそばの仲間である、森山義彦さん。

名匠木村正彦先生の直弟子として、先生の名作真柏「登龍の舞」以来の真柏での大賞受賞!
所蔵者である舩山秋英氏と共に、会場にお祝いに行きました。

大賞の真柏は他を圧倒する存在感!
それでも他の作品群も、作家各自が丹精と情熱を注いだ秀作ばかり。


日本の盆栽界は、正式にプロとして登録した証となる「日本盆栽協同組合員」になる事で、審査資格を得ます。
つまり、国風展は愛好家の展示会、作風展は商売だけではなく、盆栽家として作出や培養を手がけるプロの発表の場なのです。
海外と違って、日本は盆栽を業とする者と趣味とされる方がハッキリ区別されています。
たとえ僅かな金額の盆栽を愛好されていても、純粋に趣味として楽しまれる方を尊び、
上位として、どんなに名品を所有していても、それを売買して生活をしている者は、愛好家より一歩下がって礼儀を立てるものです。
海外も最近は日本も、“セミプロ“的に、愛好家なのか?商売なのか?区別のつかない方々がいますが、
盆栽を心から愛好される趣味の方とは一線を画して私達プロは見ています。
素材からの作出が難しい昨今。
若いプロ作家を支えて下さるのは、次代の盆栽界を思って下さる趣味家の方々の応援あればこそです。
全国にいらっしゃる愛好家の皆さんの支えが、若いプロ達を創っています。
ありがとうございます。
日本一の交換会競り人・大久保さん天地会で有終の引退!
日本盆栽協同組合をはじめ、全国のプロ交換会での筆頭競り人として、
半世紀の活躍をされた大久保順一さんが、体調を崩され、療養に専念される為に引退をされる事になりました。

月に10ヶ所以上の会場を受け持つ大久保さんの引退は、ここからの業界全体の市場動向にも影響するほどの出来事です。
私の所の「天地会」も13年前の発足当時より長年のお付き合いで快く競り人を引き受けて頂き、
先日の天地会も、1億2000万の取引高を記録するまでになりました。
事業を失敗して、ゼロからの再スタートをしはじめた中、当初の天地会は、“あの森前がやるらしいがどうなる事か?“と、
業界の仲間からも疑心暗鬼の目で見られていた事は自分でもよく覚えています。
その会が今では業界随一の会になったのは、木村先生・春花園の親方・その他数知れない同業の方々の応援があったほかありません。
大久保さんは、150回近い天地会開催を1度も欠席なく、参加して下さいました。
12月15日、今年最後の天地会、大久保さんが奥様に支えられていらしてくれる事を聞き、
誰にも内緒で、感謝状と記念品の贈呈を100人の参加された仲間の前で行いました。

「競り人」と言うと、盆栽業の中でも、商売専門の人間と見られがちで、
どれ程の貢献があっても、中々正当な評価がされません。
せめて最後にみんなの前で、“大久保さん長い間ありがとうございました“と、見送って療養に専念して欲しかったのです。

組合の今井理事長をはじめ、多くの仲間とエールを送ることになった時、
78歳の大久保さんに感謝状と記念品を手渡しをお願いしたのは、50年のお付き合いのあった木村正彦先生、
そして埼玉県の業者としての“長老”、加須の鈴木翁(94歳で今も現役!月例の交換会も主催!)同伴してもらいました。
走馬灯のように大久保さんと一回の交換会での500万しか出来なかった頃を思い出します。
大久保順一大先輩、本当にありがとうございました。