11月も間もなくすぎる中、盆栽庭園も最後の紅葉に、庭のもみじも、盆栽達も競う彩りをみせています。
“北山時雨“が降り始める季節、訪れる冬の前、樹々達は今年の秋の終わりを謳い上げるように鮮やかな色を輝かせてくれています。
そしてそんな中でも、美しい翠を湛える松の盆栽達。
これから訪れる凍てつく京都の冬、その中に見る松や真柏、松柏類の“常盤の緑“は、命の力強さを感じさせてくれます。
コロナが静かになってきた今、訪れて下さる方々も増え、庭園や各盆栽達の説明に追われる時が多くなりました。
でも、初めて“ホンモノの盆栽“をご覧になる人達に、その素晴らしさを伝えている時間、私は大好きです。
ここで、そんな事をずっとしていられたら、どんなに豊かな毎日でしょう!
雑木盆栽の葉落ちの季節、のんびりしていると、冬前の枝先の“抑え切り“のタイミングを失ってしまいます。
相変わらずの慌しい毎日です!