国風展のお届け物の途中に、玄虹会々員であり、関西を代表する生粋の盆栽愛好家、矢内さんの所にお邪魔しました。

料亭「みのお茶寮」のご主人として腕を振われる一方で、ご自身で鋏を入れ、樹作りを楽しまれる“ホンモノの愛好家“として有名です。
私も30年以上前にお会いした時は、その風貌から“コワモテ“のイメージがありましたが、
実際には天才的な料理人らしく、盆栽も繊細で、名人大宮盆栽村の山田釜次郎翁の薫陶を半世紀以上前から受けただけの本格派!
修行時代に学んだ“盆栽は刻をかけてひとつずつ貌が違うもの“と言う古典の教えがここに来ると思い出されます。

文人調・季節感見事な花物・楓を中心とする雑木盆栽の数々。
どれもが型に囚われず、その樹の“個性“を活かした作品となっています。
しかも、鉢にもこだわり、殆どが名器に納められていて、ここに来ると“盆栽はいいなあ“と、我ながら感じます。
京都大徳寺の盆栽庭園を預かる身となる中、こんなホンモノの盆栽世界観を忘れないようにと、自分に叱咤する刻となりました。




