毎年恒例となっている、木村先生のアトリエでの、1月24日に行われる来春の国風盆栽展の選考出品樹の鉢替えが行われました。
高弟、藤川氏、森山氏、弟子のアレッサ君、ハオ君、ツァオ君によって、
十数本の名樹が、培養鉢から、古渡り、中渡り、などの逸品鉢に植替えられました。
盆栽は、書いて名の通り、「盆(鉢)に栽(う)える」ものです。
鉢の調和とレベルによって、厳しい採点選考での点数が変わります。
植替え後には、丁寧な「貼り苔」が、弟子の方々によって行われます。
この苔の貼り方も、ただ貼れば良いのではなく、植え替えた事すらも判別出来ないような、
自然な“古色感“が大切だと、先生はお弟子さん達に指導されています。
細部に至る細やかな目線、圧倒的な改作術の裏には、こんな“見えない技”も隠されているのです。
私の所の愛好家の盆栽も、合同扱いで8点ほど、ハオ君ツァオ君と共に、先生のアトリエで、審査の日まで見守られています。