【海を渡った"命達"と向き合う刻】
私とスタッフの白石君、そして木村正彦先生の愛弟子 森山義彦君、
北京・南京 などの日本から多くの名盆栽を求められた愛好家の方々の所へ、樹の手入れ管理指導で訪れました。
ひとつひとつ、日本の盆栽界が刻と労苦を惜しまず作出した樹々。
遠く離れたこの地でも元気に格調高く生きて欲しいと願いを込めながら鋏を入れました。
手入れに対する諸々技術を地元の若い管理者に少しでも伝えたい、
いつかはこの国の人達だけで守って欲しい、
自分がここで出来る事はどこまでなんだろう?と、
この盆栽達が生まれた「山青く水清き国」日本を離れて生きる彼等と共に過ごす僅かな時間の中で想いました。
"もっともっとお互いの国のプロアマが、交流を深めないといけない、
"もっともっとお互いの国のプロアマが、交流を深めないといけない、
特にプロは 売り渡す事で仕事が終わるのではなく、始まるんだと心に刻んで欲しい"
そんな事を胸の中に感じながら鋏を進めました。