2016年05月
真柏 中型 三点飾り
【"真柏という世界観を大切に"三位一体の構成】
私共雨竹亭の月例オークション「天地会」で2ヶ月ほど前にこの真柏を手に入れました。
当時は今の正面の真逆でした!
表裏逆転を手伝って下さったのは、名匠木村正彦先生!
行山の味の良い木瓜型に合わせて、
行山の味の良い木瓜型に合わせて、
"何処かで見た自然の一部"と言う他の盆栽飾りの在り方とは違い、
「塵芥届かぬ神仙が飛び交うが如き世界」を飾りの中で表現出来ればと思っています。
今回は"電力の鬼"と謳われた昭和の大茶人でもあった
今回は"電力の鬼"と謳われた昭和の大茶人でもあった
松永耳庵翁の書「玄妙」を取り合わせました。
金色の台紙に墨色見事に筆されたこの書は"宇宙の根源を見つめる"
という言葉の奥深さがあります。
まさに真柏盆栽にぴったりだと思いました。
添景の水石は四国伊予地方に産する抹香石。
添景の水石は四国伊予地方に産する抹香石。
峻険な剣山の姿が真柏が生きる世界と合致しています。
時折、真柏に季節の草物盆栽を添えている席を見ますが、
真柏の持つ"生きるという問いかけ"に厳しさを潜ませながら響き合う取り合わせに努めたいものです。
赤松 山採り 文人名樹の誕生!
久しぶりに盆栽三点飾り!200年の松の存在感!
初公開! 高砂庵 岩﨑大蔵先生 未完の松達 圧巻の太幹!
【未来の名木"四天王"】
四国「高砂庵」岩﨑大蔵先生の遺品盆栽を全品入手して、いつの間にか一年が過ぎました。
色々な人達が"色々な"思いを持って、「高砂庵コレクション」に会いに来ましたが、
四国「高砂庵」岩﨑大蔵先生の遺品盆栽を全品入手して、いつの間にか一年が過ぎました。
色々な人達が"色々な"思いを持って、「高砂庵コレクション」に会いに来ましたが、
当時この四点は手入れが甘く、培養状態も満点とは言えなかったので、
誰の目にも止まりませんでした。
芽すぐり、植え替え、施肥、消毒と、"当たり前の事"を一年続けた結果、
芽すぐり、植え替え、施肥、消毒と、"当たり前の事"を一年続けた結果、
今の雄姿へと変貌したのです。
私の胴回りはあるかと思う程の幹力は、雨竹亭の他の盆栽と並べて置いてしまうと、
ほかの樹が"引き立て役"になってしまいます!
一樹ずつ個性があり、3~5年後、
彼等にどんな未来が来るのか、とても楽しみです。
盆栽の面白さは、人間と同じくしばらく見ない間に、その存在感が大きく変化する事でもあります。
盆栽の面白さは、人間と同じくしばらく見ない間に、その存在感が大きく変化する事でもあります。
言い方を変えれば、人も盆栽も一年や二年では本質は何も変わりません。
逆にその本質に気が付かなかったのです!
物事は安直に価値や判断をしてはいけない証拠です!
皆さんも「白鳥になり始めたアヒルの子達」に会いに来て下さい!
逆にその本質に気が付かなかったのです!
物事は安直に価値や判断をしてはいけない証拠です!
皆さんも「白鳥になり始めたアヒルの子達」に会いに来て下さい!