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盆栽歴50年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

2016年03月

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五葉松古木 樹齢約200年

本来の貴重盆栽とはこの樹の様に百年を越える人の愛培が産み出した、
“古典の名樹”に与えられるものだと思います。
福島県吾妻地方に自生したこの五葉松は、半世紀を超えて同地に受け継がれて
この度貴重盆栽登録樹となりました。

最終的な仕上げの整姿は名匠 木村正彦先生が行いました。

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中国行きの公式盆栽輸出便の出荷がいよいよ始まりました。

「現状のままで良い」
と言うエスキューブが戦後初めて許可を得たこの輸送も今回で3回目。
出来るだけの保護と保水を施していますが、無事に大陸に到着することを祈るばかりです。

生産地各業者の作品はもとより、木村正彦先生・小林國雄先生・鈴木伸二先生らの著名作品もあり、
全国の業界関係者の為にも頑張ります!

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挿し芽で作られた出猩々もみじの苗木を針金掛けで将来の名木への第一歩の仕事をしました。

笑われるかもしれませんが、私はこのように“ゼロからの新しい命”を生み出すのも
盆栽家の大切な仕事だと思っています。


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出来ればこれを各種大量に生産して一般の社会に盆栽が普及でき、
産業となることを願っています。


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信州赤松の持ち込んだ優良素材を手に入れたので、縁あって木村正彦先生に整姿をお願いしました。

とりあえずの“図出し”に留めた仕事ですが、相変わらず端正な仕事は見事です。

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何日か前の雪の日、五葉松の養成棚はまるで雛飾りのようでした。

 

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