先日、もう40年近くお世話になっているお客様の所にご挨拶にお伺いしました。
国風賞級の名樹、歴史的名石など、長い愛好歴の中で、多くの名品の邂逅などを経て、
今は八十路を迎えられる中、日々を盆栽や山野草、そして美術工芸で楽しまれています。
今回も、目利きのご本人を笑顔に出来る品揃えに、頭の中は七転八倒💦
なんとか取合わせをしてみました。
歓談の席の小床には、老爺柿の石付、掛物は大観の“雨後山水図“ 。
玄関の向かい席には、南蛮キセルの生えた糸ススキ、その脇には木彫の芭蕉像、銘は「野分け」秋の先取りを設えてみました。
玄関脇の付棚には、石彫の童子が石の上に寝て微笑む置物、銘はご主人如く「果報は寝て待て」笑❗️壁には若手日本画家、石川清秋の「月に雁」。
こんな其々の場面を語らいの“箸休め“になるような飾りを楽しまれるのも、
頂点まで究めた愛好家が余技として楽しむからこそ、感慨深く観えるものです。
私もいつかはこんな“衒いのない“設えを楽しめるようになりたいものです。


