昨年募集した“森前の弟子希望“で、多くの応募者の中から合格したスペインの若者が、国風展に合わせて、練習的訪日をしました。
特別な事をするのではなく、盆栽園として普段通りの当たり前の毎日を送りながら、
日本の盆栽文化とプロとしての仕事の内容と在り方を体験してもらっています。
昨年一度、“これが日本の盆栽園の現実“を体験してもらった上での来日なので、
今回は朝から晩まで共に過ごしてみてもらっています。
先日、“自分で樹造りをしてごらん“として、国風展で目の回る忙しさの中、
羽生でまだ素材の段階の大阪松を整姿施術をしてもらってみました!
上野から戻ると“師匠、出来ました“と、4本預けた中からの1本を仕上げていました。
勿論修正点などもありますが、母国では素材がなく、この大きさの樹をやった事がないと言いながらも、70点の評価‼️
処女作で70点は彼がどれだけ盆栽に対して熱意を持って見つめてきたかを物語っています。
さて、どこまで出来るか⁉️
国が違えば何よりも壁となるのが、その国なら当然の日常が、まるで違う世界もあり、
それを受け入れながらすべてを身に付けていく努力が何よりも大切です。
預かる立場の責任の重さ、そして真摯に盆栽と向き合う若者に対する“息子“を見ているような自分。
あと数年で70歳の中、人を育てて遺す事が、何よりも大切に思えるこの頃です。

