羽生雨竹亭で1年に4回の大型プロオークション「天地会」が間もなく開催されます。
今回ここで半世紀を超える盆栽趣味、名樹の数々を含めて約150点の盆栽を一斉に盆栽界に放出される愛好家がいらっしゃいます。
30年のお付き合い。
これまでも、天寿を全うされて、ご家族様からのご依頼で盆栽の整理を頼まれる事は、
私も長い盆栽業の人生でどれほどあったか数え切れませんが、
お元気な中で、しかもここからもご正業の引退はご年齢から止むを得ないとしても、
その機会に大好きな盆栽をすべて放出される方は経験がありませんでした。
趣味家に寄り添う事が私達盆栽業の姿ですが、それ以上に盆栽を捉える眼力、考え方、どれ程のご教授を頂いた事か!
まさに“目利きの旦那様“と言える方。
“儂はここからも、もう一度儂らしい盆栽をやっていく“と、ゼロからの趣味の幕を開けると仰っています。
“この中で少しでも残されておけば良いではないですか!“と何度もお伝えしましたが、
ご自身の“生き方“の矜持というものが、中途半端な事が嫌いな方💦
二十代から半世紀以上、ご自身で世に送り出した名樹、雅盆、“盆栽の味わい“という事を含めて、どれだけの趣味家に影響を与えたか!
そんな方が全品の放出。
私もこのような方とは、そのレベルの高さを含めて出会った事がありません。
出入り方の1人である私は、この「天地会」をこの方に“そうか、ご苦労さんだった“と言われるように取り計らう事、
そして何より“八十路のここからの再出発“をされるこの方の盆栽趣味を、どのように寄り添えるか!試されているようです❗️
盆栽も人の心も、“受け継ぐ“事を学ばせて頂いています。

