【晩秋の大徳寺!盆栽庭園の床飾り❗️】


ようやく秋らしい“秋冷の候“と言う言葉がピンとくる空気になって来た京都大徳寺。

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芳春院盆栽庭園も大観展で普段に増してたくさんの方が訪れる中、
「通玄庵」の床の間には、老爺柿の珍しい半懸崖樹形の盆栽を飾りました。

“豊穣の色“、橙色の愛らしい実姿。
細い枝がしなりそうに成る実が、風情あるものです!

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掛軸は、菊池容斎の「散り紅葉に素滝」 
滝は暑気に掛けることが多い画題ですが、紅葉の葉が舞う晩秋の景色を滝姿で表した貴重な作品。
散り紅葉以外が水墨で描かれているので、紅葉の葉色が際立っています。

脇飾りの安倍川のくず屋石は、石質から、まるで“霜“や、時雨の中の“霙“を被ったようにも見えますね!
北山時雨が始まる京都の北部。
大徳寺は500年の刻の中、読経も鐘の音もいつもの通りに盆栽庭園に聞こえています。