艶やかなサツキの花々が過ぎ、いよいよ“初夏“の兆しが感じられる季節になってきました。
毎年“せめてひと鉢ふた鉢、花をつけて!“と、祈るように培養している菖蒲の鉢物。

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お蔭で今年は床の間に飾れるものが、佳き花をあげてくれました。
邪気を祓う願いを、菖蒲の葉姿を剣に見立てたのは、京都祇園祭りの“長刀鉾“にも表れています。

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清流の上を飛び交う二羽の燕!
大好きな田中以知庵の作品です。

脇には、明治神宮の菖蒲園にも見られる、“八橋“、ひとつの木からこの桟橋を彫り出したのは、名工田中一光先生。
白木造りなのが、菖蒲の清廉さと似合っています。

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季節を捉える飾り、盆栽と違って、菖蒲が売り物になる訳ではありません。
炉均窯の丸水盤に映える菖蒲も飾る前には足元を綺麗に“剝き込み“をしてからの席入れ!
盆栽人として、プロとして、怠る事なく、ご覧に入れ続けたいと思っています。
それにしても、気候変動? 
季節の草物花物、何とか上手く育って下さい💦