盆栽作家森山義彦さんと台湾の愛好家の所へ手入れや植替えに伺った時、

長年の交流ある台北市の「景峰園」に伺いました!


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毎年、日本から盆栽を買い付けて、正規検疫の為、すべての土を取る大変な作業💦

それでも経験深い初代は、今年の輸送分を到着後すでに植替えを済ませてありました❗️

“これが今年根の土を全部外した樹?“とビックリするほどの健常さ❗️

初代である詹維常さんは、二十代前半には単身日本に来て、苦難の末に台湾への輸送を成功させた功労者。

67歳になる中、息子さんの詹登傑さんに盆栽園2代目として業を譲り、今は自分の好きな盆栽の作出に努められているとのこと❗️

羨ましいですね‼️


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小品盆栽に対する登傑さんの丁寧な仕事ぶり、初代维常さんの圧倒的な台湾真柏の素材からの作出。

“盆栽家はこうありたい“と言う姿がここにはありました。

いずれ日本は素材の“枯渇“が課題になるでしょう。

こうして海の向こうの盆栽家達が、苦労して日本の盆栽の素晴らしさを母国で広めたように、

私達も、日本の次の時代の盆栽家の為に、新たな素材を海外から諸問題を克服して我が国に届ける仕事が大切になってきます。


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山採りの形もまだ無い素材が、5~10年で、展覧会に飾れる樹となる。

これ程に胸躍ることはありません。

日々の糧に駆け回る日本の盆栽業、少し考えるべき事を、海の向こうに行くと感じます。