公私共に交流深く、人生観を含めての盆栽家の鑑と言える木村正彦先生。

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毎週のように訪れては盆栽の改作・お客様の依頼・等々、お話をしていますが、
3月には83歳になられた今も、日々盆栽整姿や改作に努められています。
1970年に独立後、文化功労賞・現代の匠・黄綬褒章・文化庁長官賞など、その活動への評価は、世界の頂点といえます。

今回、埼玉県の盆栽業の大先輩「高橋園芸」のご主人より譲り受けた真柏の整姿をお願いしました。
“この樹は細身ながらも真柏の美がしっかり潜んだ古木だ“と、仕上がる姿を脳裏に浮かべて先生の所に伺いました。
“古い本物だね!“  先生は瞬間で仕上がりの姿が浮かんだようです。

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そして僅か3日間という信じられない速さで、私がお願いしたこの樹の本来の姿へ変貌させて下さいました。
また、以前お願いして作った真柏の寄植え。
古老愛好家が、丹精した素材が、先生の手で一人前の寄植え盆栽になる事を目の当たりににした私は、
その事を素材を作られた古老に打ち明け、残したすべての真柏を先生の所に届けました。

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ポットに植えられた、今は誰も振り向かない真柏の単幹素材。
これを木村先生がどのような作品とするか?楽しみです。

功なり名を遂げてなお、変わらず日々の作品作りに励まれる先生。
私達のような年下の者にも、平易で優しく接して下さいます。

人として、盆栽人として、作家として、学ぶべきものが多すぎます。
“私は盆栽に生かされているんだよ“と語る先生。
少しでもその技を考え方を習得したく、これからも寄り添って見守りたいです。