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盆栽歴50年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”


久しぶりに長野県小布施町の鈴木伸二さん盆栽庭園に伺いました!

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お互いに60代😅
伸二さんとは朝方ゆっくりと色々はお話をして、盆栽園の方を2代目であるご子息浩章さんと散策しました。

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圧倒的な名木群❗️整然とした美しい庭園。
日々盆栽と対峙して、ほとんど愛好家の庭での仕事とこの小布施で過ごす浩章さん。

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私が初めて訪れた頃、まだ小学生だった彼が今では日本を代表する若手作家❗️
2代続けて卓越した技を持つ盆栽園はホントに少ない中、ここはまさに作家の“アトリエ“の感❗️
さり気ない片隅の飾りにも、親子の心配りが行き届いた空間は、買う買わないではなく、

“盆栽っていいなあ“と感じかせてくれる別世界❗️

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浩章さんに沿う次男の雄大さんも見事な盆栽人、2人の盆栽家を育てた伸二さんは、この日も新しいお弟子さんが2人来る事で忙しそうでした!
ここにある樹達が、いつまでもこの地で“売るのではなく観て頂く“環境が来てくれたならと、
次代の盆栽園がどうあるべきか?考える時にもなりました!


水石協会の文化活動(明治神宮展・東京都美術館展など)ヘの協力寄付金を捻出する目的で開催された上野グリーン倶楽部での『水石組合大オークション』は、
盆栽業界の協力も加えて、7,000万の成果を挙げるものとなりました❗️

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通常の業界オークションならば、盆栽80~90%、その他器物、水石などが10%、
水石に至っては、普段はオークションに1%も登場しません!

今回のオークションは、水石水盤が60~70%・盆栽20%・その他道具類10%という、
まさに水石界が主導したものとなりました。

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プロアマ双方から出品された水石類、著名水石愛好家数人が“蔵出し“と言われる、“成行ですべてを拠出する“秀石類が数多く出品されました。
水石関係のメインオークショナー(競り人)として、終日競り台に居た私、正直体力の限界の中に居ました。
約1,000点の競り💦 
声もかすれる程でした。

理事役員達の総力で成し遂げたイベントは、ここからの水石市場に対しての指針となるでしょう。


桃から林檎へと、名ばかりの秋が近づく中の信州へ行ってきました。
友人の井浦さんの所、相変わらずの、真柏!真柏!真柏‼️

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アポも入れずに訪れた中でも、真柏の枝接ぎを含めた話になると、
井浦さんはまるで少年が自分が大好きなものを喋るように、時間など忘れての話(笑)

聴きながらも、その姿が微笑ましくも思いました。
それでも、“圧倒的“な真柏群と作出の量と質にはいつもながら頭が下がります。
名樹「風神」と「雷神」も、健やかな成育状態、
更に“未完の大器”がすぐそばでこの秋の手入れを待ち侘びているように置かれていました。

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“今年仕上げてみようと思っています“の弁!
ご先代の頃からもう25年ここへ訪れていますが、真柏山採りの名品を数多く作出された、ご先代の姿勢は、現ご当主に更に濃く受け継がれていました。

名樹と謳われながら埋もれていた樹、ここから新たな真柏名樹となる素材、彼の手でどれだけの真柏盆栽が世に送り出されるでしょうか!
来るたびに新しい発見を感じさせてくれる井浦さん。
ぜひ皆さんも北信須坂市の方へ行かれる時は、拝見に伺ってみて下さい❗️



明治神宮・東京都美術館、日本の水石展の頂点と歴史はこの2展に集約されていますが、
やっぱり、国風盆栽展のように、“名品の展示を観て、売店で将来の“夢“を買いたい“・・
こんな素直な気持ちを創ってみたい!
そんな事から8月下旬に上野グリーン倶楽部で、新しい形の水石展が開催されました❗️

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名品の展示を格調高い設えで!愛好家の方々が気軽に飾れる展示!

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これを得票審査形式で、受賞対象にした展示会。
そしてこれに全国からの優良専業者により展示即売会を併設❗️

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水石展と言えば、厳かな中で水石の美を堪能する。
これが主なスタイルですが、売店を楽しみながら展示を鑑賞する。
お陰様で企画は大成功‼️
多くの皆さんに“良い展示会だね“とお声をかけて頂き、ホントに苦労して良かったと思いました。
最終選考では(勿論公開審査!)最優秀への票が割れて💦決戦投票まで行われました!
誰もが参加出来て、誰もが審査の内容を尋ねられる、こんな展示会を夢見ていました。
水石は一人ひとりの“感性“が大切なもの!
本来どれが優れているかなど、審査をする事自体難しい部分もありますが、愛好家の方々の意識高揚も大切にしたくて開催したのです。
こんな展示会を毎年回を重ねていきたいです❗️

【天然井戸水の良さ💦水枯れの辛さ💦】

関東と同じく、猛暑が続く京都。
芳春院盆栽庭園も、朝夕の盆栽への水掛けが大切になっています。
この庭園は昔から大徳寺にある天然の井戸水を使っています。

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真夏でも冷たい有り難い水ですが、夕立も少ない8月になって、昨年以上に水かけの途中での井戸の“水枯れ“が連日起きています💧
朝は盆栽だけの水ですが、夕方は庭園を構成する築山(杉苔)への水が欠かせません。
半分ほどかけると、突然蛇口の水が、スッと眠るように止まります😭

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30分ほど待つと何とか残りの部分をかけることが出来ますが、
早く雨が降ってくれないかと、京都の空のどこかに居る?陰陽師“安倍晴明“に、雨乞いをしたい気持ちです❗️

昔の人達は、ホントに大変だったでしょうね!

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