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盆栽歴50年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”


12月中旬、木村正彦先生のアトリエで、毎年恒例の国風展に向けての“化粧鉢植替え“が

一門や研修者たち、8名程で行われました❗️

事前に先生の“名鉢コレクション“を惜しげもなく合わせておいたもの❗️


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ひとつの盆栽にひとつの名鉢、“さあ!始める“の一門の大兄弟子である、栃木県の藤川さんの掛け声で、仮植えに合わせた部分の根の処理。

保護用の見事な温室があるとは言え、季節の違いを考えての慎重さとスピード‼️

分業制で、根を処理する経験の高い者、研修中の者は鉢の下準備、そして最終的な木村先生による確認と植え付け❗️

私がナビゲーターを務めるYouTubeチャンネル、「WABI CHANNEL」の撮影を許可頂いて邪魔にならないように作業を見守りました。


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時折先生より“森前君、この樹、どっちの鉢がいいと思う?“と言葉を投げかけられる度に、

相変わらず人を試されている!と苦笑い❗️

25点の名樹達を僅か1日で完了‼️

でも先生曰く、

“植替えはそんなにキツくないが、ここから樹に対しての入れ替えた鉢との微妙な手入れ直し、

それに植え替えた表土を苔を貼って仕上げるのが大変なんだよ“

・・いつもながら完璧を求める先生。

この様子は後日WABI CHANNELで動画で楽しんで下さい‼️


除夜の鐘が近づくこの頃、毎年欠かさず作ってきた「ふきのとう」の鉢植え。

数年前から温暖化と作り手の激減で手に入れる事が困難になりました😓

27年前、独立して銀座の店を開いて初めての暮れ、お世話になった方々のお姿を思い浮かべながら、

盆栽庭園も持てなかったあの頃、小さな庭先の星空の下、栃木県のかじかむ寒さの中、ひと鉢ずつ丹精こめて作ったあの頃を思い出します。


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ようやく手に入れた今年のふきのとう、届いてみれば、ふっくらとしていなければ使えない蕾が少なく💧

500芽仕入れて、使える“玉“は僅かに50あるかないか💦


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梅や松を使って、目出度い新春の鉢物をお届け用に作りながら、

ほんの少しでも、ふきのとうを添えて、初春の“なぞらえ“を楽しんで頂こうと思います。


“ ふきのとう・富貴の塔“  今年も宝の芽がたくさん出ますように❗️


大徳寺での増設建築の“上棟式“(仏式なので言い方が違うみたいですが)の為、京都~羽生の2往復をする中、

最終日にようやく、上野グリーン倶楽部で開催している『第51回日本盆栽作風展』に行きました❗️


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真柏の名手として、過去にも最高賞を重賞している、岩手県の大町さん。

今回の受賞作品は、過去の彼の内閣総理大臣賞の中でも、私は一番好きな樹でした‼️


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明るく飾らない彼は、偉ぶるでもなく、“ありがとうございます“と普段と何も変わらない姿。

山採りの名人として、本人の同門である井浦貴史さんと交流深かった父君が、

想いを込めて作出した素材を基に、彼の技量のすべてを注ぎ込んで生まれた“令和の名樹“。

真柏盆栽とは如何なるものか?を如実に物語る次代に残すべき名作だと思いました❗️


加えて、若い方々の出品作品が目立っている事に嬉しさも感じました。


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エスキューブ雨竹亭からも三人が入選出品❗️

若手部門で2人が入賞した事は、私にとって内閣受賞とは別の深い嬉しさがありました。

日頃から作品作りに費やせる時間の少ない私の所で、僅かな刻を生かして挑む姿が、

このような形になってくれる事、家族にも本人にも、良き励みになってくれるのが何よりです💧

盆栽の古典の王道から、“新たな盆栽への提案“まで、この作風展の舞台が未来の盆栽作家の道しるべであり続ける事を心から願う時間でした。


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【ここから始まる、新たな盆栽家としての歩み】

 

羽生雨竹亭の盆栽教室に、小学5年生の女の子が訪れてから7年。

テレビ番組「博士ちゃん」で盆栽を愛する小学生として紹介され、一躍その名を知られる存在となった清水ちえりさんですが、

あれからも変わらず、盆栽と向き合い続けてきました。


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国風展に史上最年少で出品したこと。

そして、思うような結果が出ず、悔しさに涙したこと。

私の子どもよりも若い世代でありながら、それでも盆栽の魅力を追い求め、ここまで歩んできたことを、何より嬉しく思います。


来春には大学生。

名門進学校での高校生活の締めくくりとして、卒業論文では「盆栽」をテーマに50ページを書き上げるとのこと。

すでに進学先も決まり、次のステージへ向かう準備が着々と進んでいます。

大学生となり、社会と向き合う中で、ものの見方や価値観はさらに深まっていくことでしょう。

その中で、盆栽をどのように見つめ、どのような表現へと昇華させていくのか。

将来、大きな可能性を秘めた素材を前にしているような気持ちで、私は静かに見守っています。


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先日、来春の国風展への出品を希望する盆栽の最終調整のため、木村先生のもとでご一緒する機会がありました。

落ち着いた佇まいの中に、これまで積み重ねてきた時間がにじみ、

まるで若木のもみじを眺めているかのような、心和むひとときでした。


自分自身の感性を大切にしながら、

盆栽への深い愛情を作品として表現できる盆栽家へと成長してくれることを、

一人の盆栽人として、ただ願うばかりです。

 

人も盆栽も、育ちゆく姿にはそれぞれの美しさがあります。

これから先、ちえりさんがどのような盆栽家になっていくのか——

その歩みを楽しみにしています。

国風展、中品飾りの相談で、十数年ぶりに千葉県野田市の「野田藤樹園」

浜野光晴さんの所へ行ってきました。


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中型盆栽の“隠れた名手“とプロの間で知られる浜野さん、その名の通り、

伺った棚場には、見事な中品盆栽が、手入れと管理素晴らしくビッシリ❗️

“人手も少ないので、ほとんど付きっきりです💦“と、いつも通りの明るく気の良い浜野さん。

名門藤樹園の一門としての重責にも、“無理せず自分らしく“を貫く中にも、

国内著名愛好家の方々との深い信頼と交流が、棚場からも感じられます。


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“1人だとこれが精一杯ですよ“と言う中にも、ここにある樹の完璧な手の入れようには頭が下がります。

中品部門での国風賞がここからどれくらい世に送り出されたでしょうか!

盆栽園其々の末に辿り着いた、ある意味の完成形を見たように思いました。

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