雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴42年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

タグ:盆栽


image27


10年振りに千葉県の九十九里方面に出掛けた時、偶然に手に入った古木真柏。

枝配りも時間をかけて創り上げた“本物”で将来はプロの眼を引く名樹となる可能性を持った樹です。
舎利芸の“磨き直し”や鉢映りの再考など、
まだまだこの樹本来の素晴らしさは半分しか表現されていないと思います。


image26

現在よりもやや左からの見付の方が真柏らしい“流麗”な線を強調できると思います。


全ての手入れが終わった後、またご覧にいれましょう!

image24


岩﨑大蔵先生の遺愛石を手に入れたので、三点飾りをしてみました。

「遠くに見える穏やかな景色」が感じられる石なので、
取り合わす盆栽も“険しい姿のものを避けて五葉松の文人系の“流れ”を持つものにしました。

真黒系の石と五葉松の取り合わせには、季節感が出づらいので掛軸に「来雁図」を使って
“穏やかな老松の彼方に見える山並み、空から今年も雁が降りて来て秋の訪れを教えてくれる”

そんな景趣を想って設えてみました。

季節感、流れの調和、全体の間調子など、何十年やっても満点は叶いませんね!

image25
 

image21

image22

image23

連日の雨が上がって秋色の青空が久しぶりに羽生の空に広がりました!

関東、東北を襲った豪雨は氾濫洪水など、心痛む出来事でした。
盆栽の愛好家は勿論の事被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

全国の皆さんから“羽生は大丈夫?”の問い合わせを頂きました。
そのお気持ちに感謝の気持ちで一杯です。

お陰様で雨竹亭も盆栽も被害なく元気でおります。

ようやく訪れた“ありがたい陽射し”が盆栽達に降り注いでいます。
日々いろんな事が過ぎてゆく中、樹々達は自然のままに健やかに刻を紡いでいます。


私達も彼らに笑われぬように頑張ります。

 
 

この間 ブログで紹介した五葉松の根連なりを私の所で“出仕事”に来ている森山義彦君
(木村正彦先生のお弟子さん 修行を終えて九州から来ている)が
軽く整える整枝針金を施しました。

image16



雨竹亭の応接 床の間も“秋飾り”の季節となり、
「風に靡く松林、仰ぐ名月の向こうには訪れる秋を思わせる稜線美しい鞍馬の遠山石」 。

image18



五葉松だけでは伝えきれない季節感を名月(掛軸)遠山石(秋色)で表現しました。


image17


当たり前の飾り、一番“間調子”が大切な飾り。

image14


2~3年前から何度か手に入れる機会がありそうで中々手元にこなかった樹です。
山梨県の秋山さんが持たれていましたが、先頃の水石協会大オークションで協力を兼ねて手放してくれました。

正面と鉢映りを変えてみたくて、雨竹亭スタッフの社員研修の間に一人でこんなふうにしてみました。

協力オークションで不眠不休(一年中だけど)の結果、肺炎で点滴!
あと3年半で還暦の年なんだと実感しました。

image15


作品づくりも健康でないと今回みたいに70点の仕事になってしまいます!

↑このページのトップヘ