雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴43年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

タグ:水石


応接室はこの季節、青葉の「緑陰」を想わせる盆栽がメインになりがちです。
春先に古渡の鉢に植え替えておいた五葉松が少し落ち着いてきたので、
石と書の組み合わせで飾ってみました。

サバ幹の屈曲懸垂するこの五葉松は中型サイズの名品として未公開の一作です。
添えた石はまるでこの五葉松を仰ぐ様な姿の「老師」や「観音」に見立てました。 
額装の書は明治初の"御前会議の列席者のひとり「中山信天翁」"による"自在天"
(自ずから天に在り・始めから天命によってすべては動いている・など解釈は様々)。
やっぱり松柏盆栽の古木の存在感は格別ですね!


陽春ゴールデンウィーク恒例の盆栽観賞会が始まりました!

東北道 羽生インター直近にある雨竹亭は、アクセスが良いことでも愛好家に好評ですが、
大渋滞を起こす連休中は日程と時間を考えないとお誘いしづらい面もあります。
この季節は、草花や水石など、心に和む優しい自然がいいですね。


約3000万の現金取引   盆栽作家多数参加

エスキューブ羽生本店「雨竹亭」の盆栽業界流通市場  "天地会"の月例会が
今月も盛大に開催されました!

あいにくの雨模様にもかかわらず、
関東を中心とする名門盆栽園の皆様が多数参加下さり、
約3000万円の取引が行われました。

 「人間修養と盆栽水石美の探求」を是として設立された玄虹会の恒年展覧は定例会場である京都大徳寺塔頭「芳春院」で
初の秋季展として開催されました。

 単に盆栽水石を展示することから、それを通して感得できる
“神遊世界”へ辿り着くことを本義とするこの会は、
遡れば室町桃山江戸そして明治大正昭和と磨かれてきた日本人の自然観から創出される
美意識の結晶とも言えます。

 会場の芳春院は加賀前田百万石 前田家の初代利家の妻松子(通称おまつ様)が建立したもので、
諡“芳春院殿”から名がついたそうです。

来年はおまつ様没後400年遠忌となり、JRの「京都冬の旅」で特別公開されます。
(通常は非公開寺院です)
展示された名席の一部をご紹介していきます。 

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長岡市にある朝日山酒造は「久保田」の蔵元として有名ですが、
この蔵主の旧宅は「松籟閣」と称する見事な明治の邸宅です。

ここで開催された水石の本格座敷飾り
「楓石展」は地域を代表する見事な展覧でした。

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やはり水石は、飾られる空間で醸し出す美的余韻が大きく違うものになることが
あらためて実感できました。

“かわりゆくもの”と“かわらずに伝えるもの”があることを教えて貰った気がします。


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