【若きアーティストの卵達との煌めくひととき! 】

私が顧問を務める武蔵野美術大学盆栽部の特別講演が8日同大学にて開かれました。 

学部を問わず部活のひとつとして、100人近いメンバーがいることを聞いてびっくり! 
美術を志す若い方々が盆栽に対して深く興味を抱いてくれる事は何よりも嬉しいものです。 
完成名木の展示・観賞・解説。
そして真柏を教材にしての学生とプロの競演。
何よりも伝えたかったのが、日本の美の源流が、自然や千年の時をかけて育まれた"用の美"にあること、
そしてこれからの日本を作られていく皆さんに"日本人が持つ繊細な感性こそが、
次の時代に世界に対して最も大切なもの"である事を伝えたかったのです。 

担当の原 教授から「美大も女性が過半数」で、盆栽部も参加者の7割が女性だった事に、
驚きと共にこれからの私共盆栽界が考えるべき「社会に広げる盆栽の多様性」を改めて考えさせられる刻となりました。 
でも、やっぱり若さというものは素晴らしいですね。
何ものにもとらわれないみずみずしい感性、そして汚れのない素直な表情の煌めき、
何か自然な若葉を見ているようで、私自身心が洗われる楽しい講演でした。