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盆栽歴42年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

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【北の大地    地元愛溢れる産地石!産地樹種】

3回目となる札幌での水石展盆栽展、地元の産石・樹種の多くが飾られた展覧は、水石展70席余・盆栽展50席。

内容も素晴らしく、特に水石展は主催責任者の菅生会長・木村事務局長らの、
相変わらずの人望とご苦労で、地方展とは思えぬ程。
中央でも全体の展示から減りつつある「水盤石」にも力が入れられ、
神居古潭・豊似・幸太郎 など、北海道ならではの石を拝見して勉強にもなりました。

盆栽展も蝦夷松・一位(オンコ)を心から楽しまれている愛好家の方々の想いが、展示作品からも窺えました。

毎年1度の北海道、来年も初めて見る北の水石達を楽しみにしたいと思っています。


【国風展級の名樹達40点・愛好家の穢れ無き親睦】

6月25~26日、福島市 飯坂温泉 名門旅館「吉川屋」において、
東北六県が毎年持ち回りで開催している合同展「東北名品盆栽展」が、40点以上の名樹を陳列して行われました。

来賓の大宮盆栽村「芙蓉園」元日本盆栽協会理事長・竹山 浩 先生の丁寧な出品作品に対する解説も素晴らしく、
各県よりの参加された支部長・会員、そして今回ホスト役となった福島の方々。
皆さんが盆栽を愛し、交流を楽しまれている空気がとても清々しく伝わってきました。
盆栽作家である岩手の大町功さん・西那須野の藤川さん・私の"弟弟子"である宮城の加藤 充君。
手入れを中心に趣味家の皆さんとの歓談をみていると、
盆栽園と地域の趣味家がどうあるべきかをあらためて実感しました。
現地愛好家の代表格でもある船山秋英氏は、私のご贔屓様の筆頭格。
国風展出品作品から素材からの作出など、幅広い陳列に分け隔てなく笑顔で接待される様子を拝見し、
東北人の心の温かさを深く感じました。
来てよかった!!


【明治150年!神宮創建間もなく100年!】

私が事務局長を務める日本水石協会主催による「明治神宮奉納盆栽展」も、今回で20年になります。

当時私が協会の理事に最年少で就任した時、私の発案で始めた展覧、
こうして協会の行事全体を指揮する立場になっても、この展覧は想いが深いものがあります。

東京の観光地にもなっている明治神宮は、連日8,000~10,000人が訪れ、
そのうち約7000人が海外の方だそうです。
盆栽を飾っている時も、携帯を片手に群がる旅行客。

今回の展示で一番素晴らしいと思ったのは、
今春東京都美術館で開催された「国風盆栽展」に出品された真柏です。
大阪方面にあったものを手に入れて愛好家にご紹介して数年、樹の仕上がりも良くなりました


【76才にして"前を向いて創作する"情熱!】

日常より(毎月2~3回)おつき合いの深い 名人木村正彦先生、
世界大会ではメインのデモンストレーション(盆栽改作創作実演)を8名の作家に先立って開会式に秋篠宮様ご夫妻の前で実演されました。
この後も各実演者への責任担当として誠心誠意各国の来訪者の為に務められました。
今回の実演でも得意とする石付き盆栽を創作されましたが、
若き頃、故岩崎大藏先生に連れられて訪れた中国「武陵源」で見た
"屹立する天界の風景"を心の記憶として、石中に表現されたそうです。
先生のアシスタントとして実演創作に携わった森山義彦氏は、九州太宰府出身、木村門下の超エリート!
今年 羽生から10~15分の隣町に開園する若き盆栽作家です。
エスキューブも、私と木村先生のお付き合いで"正統の職人になれるように"
と言う木村先生の依頼を受けて、森山氏には、日常的に手入れ依頼をしています。

老練の立場でありながら、今も新たな視点で盆栽に取り組む木村正彦先生・海外への実技講演も含めて、
無我夢中で日々を過ごすその弟子。
いつもそばでお付き合いをする私にとっても"私も私なりに頑張ろう!"と心に思う二人です。


45,000人!の記録的な展覧!

4月27日~30日に開催された「第8回世界盆栽大会」は
予想をはるかに上回る45,000人の入場者数を記録して無事に終わりました。
私は「京都国際文化振興財団・慶雲庵」「舩山コレクション」「日本の水石100選展」の特別ブース三か所の設計デザイン、
展示構成など、半年間に及ぶ準備の末の "能力限界"の仕事に取り組みました。
43年の盆栽水石に関わる刻の中で、これ程の人と規模のイベントに参加出来たことに、感慨深いものを覚えました。
開場前は1~2時間待ちの方もいらしたとか、ありがたいことです。
とにかく人人人!
人の波の中での展覧、盆栽や水石達も驚いたことでしょう。
数回に分けてこの展覧のご報告をさせて頂きます。

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