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盆栽歴42年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

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今回の中国盆栽輸送に際しての最後の訪問地

上海から車で一時間半程の常熟市は繊維関係の活気ある都市。
ここに一代で巨大な事業組織を築き、"中国アパレルの王"と謳われる張小実先生は名木群に囲まれて過ごされています。

約250点の盆栽は"ここは日本?"と思うほどの完成度の高さと管理状態の素晴らしさがあります。
特に張会長は、私が今まで中国で感じた"自分が一番"と言う独特の"驕り"が全くなく、
日中の盆栽を通しての友好を何よりも大切にされています。

"ホン物の愛好家"にやっとこの地で会えたと思いました。


楊凌展示場と西安ギャラリーの充実へ

10日間以上の日程と40人余りの人々によって、第三次中国盆栽大輸送が無事終了しました。
5年の歳月をかけて充実してきた楊凌(ヤンリン)展示場、
そして新しく、合弁会社である「楊凌雨竹亭園芸有限公司」が
世界遺産 西安(1300年前盛唐の首都"長安)のシンボル「大雁塔」(西遊記で有名な玄奘三蔵が天竺より艱難辛苦の末に持ち帰った仏教経典を納めた塔)から
徒歩5分の所に建設中の「西安盆栽ギャラリー」など、
着々と私達が中国で本当にやりたい事へ近づいています。

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中国行きの公式盆栽輸出便の出荷がいよいよ始まりました。

「現状のままで良い」
と言うエスキューブが戦後初めて許可を得たこの輸送も今回で3回目。
出来るだけの保護と保水を施していますが、無事に大陸に到着することを祈るばかりです。

生産地各業者の作品はもとより、木村正彦先生・小林國雄先生・鈴木伸二先生らの著名作品もあり、
全国の業界関係者の為にも頑張ります!

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中国江蘇省 常州市の王永康氏は 私の中国盆栽仲間の中でも人柄・規模・審美眼・家族的なお付き合いなど、すべてにおいて一番の友人です。

彼の紹介で先日の訪中の折、中国でもトップ級の愛好家と出会いました。
王氏邸より約1時間半の所に住む方です。
所蔵の盆栽も国風賞レベルで「あと六億円分位集めたいです」にびっくり。

日本の名木無くなってしまうのではと、驚きと共に少し不安になりました。

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「中国盆栽界の鑑」と謳われた王永康氏の所へ訪ねました。

五万坪の庭園、数千本の盆栽、圧倒的な規模はいつ来ても感嘆の限りです。

写真の巨大な(この大きさの盆栽が1,000点以上)真柏もここではごく普通の作品です。

10年後この庭からどれだけの大型名木が創出されるでしょう。

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