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盆栽歴42年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

タグ:中国

【樹齢300~500年の真柏 西安 唐苑 大盆栽展!】


私達の西安ギャラリーから30分、
10万坪を越える広大な庭園を有する「西安唐苑」は中国中原の盆栽の象徴。
年に一度の盆栽展に訪れて、あらためてその大きさと完成度の高さに
"日本の盆栽の今後のあり方"というものを考えさせられました。

特に展示品の受賞評価が各審査員の記名得点制で入口に公表されている所などは、
日本でも見習うものがありました。

大型の山採り作品を見るたびに素材の豊かさを痛感します!


[広州 盆栽大典 福田理事長達と合流】

4年に一度の中国大盆栽展、広州への訪問は
"失われた広東鉢"の再現と来年の日本「世界盆栽大会」招待状のお届けが目的です。
7月にようやく辿り着いた広東鉢再現のパートナー劉さんの窯場で、
あの時絵に描いた幾つかの鉢が、胎土の状態でほぼ完成していたことには感激しました。
僅かな修正程度で、後はこれだけの大きさの鉢が釉薬の研究と共に焼成して仕上がるかの段階に入ります。
何とか2月位までに日本に運べればと願ってますが、
"未来に残る仕事"となるよう、納得のいく作品にしたいです。


広東鉢の故郷 広州で開催された盆栽展は、日本盆栽協会福田理事長と合流して、
世界盆栽大会の招待状を中国著名盆栽家にお渡しする活動でした。

圧倒的な展示内容、式典のイベント化など、参考にすべきものが多くありました。


【中国広州の旅で出会った若き陶芸家】

香港に近い中国広州へ"失われた広東鉢"を探す旅の途中、
佛山市という所で若き陶芸家に出会いました。
王為敏君。29歳の彼は5年前"自分探しの旅の途中で陶芸に出会い、
この広東窯(正確には石湾窯)で陶芸家を目指すことになったそうです。
清の時代の建物を仲間と借りてアルバイトをしながら
佛山にある明の時代の登り窯を借りて作品造りに励んでいます。
「貧しくても自分の夢を追いかけて」
42年前、15歳の私がこの道に入ったあの頃を思い出しました!
彼からその時頂いた小さな置物を使って真柏と取り合わせてみました。
大自然を生き抜く樹とそれを仰ぐ老僧、今度広州へ行った時、
彼にこの分野の作品を作ることを相談してみようと思います。
旅の出会いが新たな飾り道具を生んでくれたら嬉しいです!


【大連・宜興・義烏・西安・広州・上海】

中国各地の諸用の傍ら、訪れた愛好家の庭で盆栽の"プチ教室"を時間の許す限り行いました!
何気ない真柏の"畑作り"の素材を手入れする事で、盆栽としての階段に一歩を昇らせる・・
こんな事でも役に立つのなら、いつでも何処でも頑張りたいと思います。
授業料なし、観客なしの盆栽教室ですが、
樹の持ち主はそばで本当に感動してくれます。
その感動が、友好と盆栽文化の架け橋の"藁一本"にでもなれたら嬉しいです。


【友人  温 貴仁 氏の情熱と大連盆栽世界の今後】

数年来の友人であり、弊社の恩人でもある大連の温 貴仁 氏の所に初めて訪問しました。

道路建設などで国の発展に尽力された温氏は、紫砂の魅力に傾注し、
茶器関係を中心とする個人美術館を開設されました。
私どもとの付き合いで、急須など紫砂茶器を蒐集する為の日本来訪が、
いつの間にか盆器のコレクションと言われる程になったとのこと。
今度は本当に温氏の喜ぶ紫砂名品茶器をご紹介してあげようと思っています。
奥様共々、お優しいお人柄は、"大連は良い所"と言う印象をもたらしてくれました。

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