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盆栽歴49年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

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【長老達が守り抜いた珠玉の道具類 】

8月28日、上野グリーンクラブで開催された「日本水石協会 夏季大オークション」が、
1億越えとなった事は既にお伝えしました。
この時 私共羽生雨竹亭で落札した各種道具類は100点以上! 
2000万円近い購入となりました。
愛好家所蔵の古石はもちろんの事、普段目にする事のなくなった水盤・卓など、
"ここから次の世代に任せるよ" 
と言われているような名品の数々を斯界発展のために放出して下さった古老の皆様の"声なき声"を思えば、
大切に愛好家の皆様にお世話させて頂こうと思っています。
若き頃、100~200万円で扱ったものが数十万円で手に入る事が良きも悪きも悩ましいところですが、
それぞれが水石界においてどれ程大切な"実用の美"であるかを正統にお伝えしたいと思います。
ひとつひとつに込められた歴代の所蔵者の"想い"を心に刻んで取り扱いたいものです。 

【水石協会オークション 水石界・盆栽界 有志の心意気に感謝 】

8月28日上野グリーンクラブで開催された、
「日本水石協会・協賛オークション」は、
木村正彦先生・徳尾真砂弘 ・近代盆栽会長・内海日本盆栽協同組合理事長など、
斯界の錚々たる面々を中心に120名を超える参加者でした。
このオークションは"水石界の発展の為"に毎年2月東京都美術館で開催される「日本の水石展」と
来年4月にさいたまスーパーアリーナで予定されている「日本の盆栽水石 至宝展」
での
水石協会が企画する"日本の名品水石を世界の方々に披露する"巨大特別ブース設営資金の協賛事業として催されました。 

昨年の8月は出来高9000万円台と言うバブル期以後最高額となり、
今回も協会役員が出品物のお願いなど総力を挙げて取り組んだ結果、
現在の市況では不可能と思われた1億円(1億800万円)の大台越えとなりました。 
事務局長としてメインオークショナーを務めさせて頂いた私にとっても、
この事業に参画下さり多くの所蔵品をご出品頂いた方々、
当日水石界の未来を思って積極的にオークションに参加下さった皆様、
このすべてに只々、感謝、感謝、感謝 です。
ありがとうございました。


【世界盆栽大会 資金協賛事業  どなたでも参加出来ます!】

私も事務局長を務める日本水石協会の文化普及事業である、
東京都美術館「日本の水石展」や
来春4月にさいたまスーパーアリーナで開催される世界盆栽大会「日本の盆栽水石・至宝展」の運営資金協賛事業として、
今月28日に上野グリーンクラブでオープン参加方式のオークションが 開催されます!
水石・水盤は勿論のこと、盆栽・樹鉢・卓など、
盆栽水石界に必要とされる殆どの物が網羅された大オークションです。

昨年は9000万円台と言うバブル以後の最高出来高となりましたが、
金額だけではなく、盆栽水石の文化を未来に繋げようとするイベントに
プロアマ問わずに多くの方々がご参加いただいたことが、
どんなにこの事業を推進するエネルギーになったか、感謝に堪えませんでした。

今回も前日27日(土)下見、翌28日(日)午前8:00からオークション開始となっています。
当日現金精算方式ですので、水石協会員はもとより、
協会役員・日本水石組合員・日本盆栽協同組合員の保証があればどなたでも参加出来ます。
会費は昼食弁当付で¥1,000です。

普段見ることも少ない名品の数々がライブで落札されていきます。
これをご覧になるだけでも"一見の価値あり"です!
ご参加を心よりお待ちしております。

(写真は昨年の出品状況)


約3000万の現金取引   盆栽作家多数参加

エスキューブ羽生本店「雨竹亭」の盆栽業界流通市場  "天地会"の月例会が
今月も盛大に開催されました!

あいにくの雨模様にもかかわらず、
関東を中心とする名門盆栽園の皆様が多数参加下さり、
約3000万円の取引が行われました。

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来年の「日本の水石展」へ協賛寄付を目的としたオークションが
上野グリーンクラブで日曜日開催されました。

総取引高9400万円はリーマンショック後の最高取引高です。
商売だけのオークションだったら無理な数字が
“水石界将来の為”という大義でプロアマ問わずに協力した結果です!

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