【大徳寺・芳春院盆栽庭園 大型盆栽の植替え!】
開園から1年を迎えた「芳春院盆栽庭園」普段は1日だけ休園日を設けて羽生からの盆栽入替をスタッフ達と行っていますが、
今回は初の“現場での超大型盆栽の植替え“をしました。
旧高砂庵の代表的五葉松「大納言」伏見宮貞愛親王旧蔵の「宮様楓」など、
プロが4人でも持ち上がらない大樹群。
4日間かけてようやく“陽春の盆栽庭園”が落ち着きました。
庭園そのものが“大きく“、国風賞クラスの盆栽が“レギュラーサイズ“に見える庭園!
いざ植替えに取り掛かると、ひとつの作品を仕上げるのに四苦八苦!7種の配合の用土もみるみる減ります!
中には15年近く1度も植替えがされなかった樹もあり、根の状態を確認しながら“急げど慎重“に作業を進めました。
庭園を守り続けることが私達の役目。ようやく1年。
そしてまだ1年。
禅と茶の湯と中世日本の文化と歴史が凝縮された禅林。
この地に盆栽庭園があり続ける事こそが、未来の盆栽界を拓く事と役目の重さを痛感しています。
よく友人や同業者達に“商売にもならない事を何故無理してやるのか?“と言われます。
勿論大変です。
でもこの庭を守る事、そして次の時代に残すことが、何よりも大切なのを感じているからです。
機会があったら是非ご覧になりにいらして下さい。