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盆栽歴49年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

カテゴリ: 盆栽庭園

【あっという間に過ぎてゆく💧“名残の桜飾り“】

今年の桜は“早そうで早くない“ものですね💦 
河津桜から八重桜までに1ヶ月近い桜が、種類によっては、普段とは咲き順が逆転している所もあるようです。

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大徳寺の、“いつ咲くのかな“と思っていた枝垂れ桜も、スーっと咲き始めたと思ったら、
白がちの花咲から薄紅色の“名残の色“へと移っていました。

「通玄庵」の床の間にも、桜と合わせて今年初めての“水打ち“の水石を設えました。

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山清水が流れくる姿、万物の気が新たまるとされる、“清明“も過ぎ、“陽春“を間近にする中、
樹々も其々の“息吹“を見せています。

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芽を吹き、枝を伸ばし💦💦 
芽切り・剪定❗️
駆け足で“追いかけっこ“が始まります‼️

【春よ来い❗️“寒の戻り“で咲き続ける寒桜達‼️】

彼岸も過ぎて、温暖化の影響で、毎年花咲きが早まっている桜や春の花々。

2月の暖かい日々で、“今年も早い桜になる“と思っていたら、3月になって、寒さの強い日々が訪れました💧
特に京都大徳寺「芳春院盆栽庭園」は、京都市でも北区という北山を背中に抱えた地❗️
今でも、時折り日本海側の気候の影響で、朝夕には霙が舞う日があります。
春休みだと言うのに、寒桜がまだ9分咲き❗️

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おそらく、枝垂れ桜が咲き始めるまで、寒桜が楽しめる感じです💦
三寒四温とはよく言ったもので、人が“温暖化!温暖化!“と言っていても、
自然の季節の移ろいは、そんなに簡単には変わらないようです。
それでも、樹々は既に芽吹きの季節❗️

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花を楽しんでいる間に、国風賞の花梨や伏見宮様旧蔵の宮様楓の雑木盆栽達、そして上杉謙信公ゆかりの一位や木村正彦先生の創作作品の真柏石付などの松柏盆栽の植替えが、目の前に“覆い被さるように“押し寄せて来ます‼️
こんなに安定しない天候の中でも、海外の方を中心に、京都、この芳春院盆栽庭園も、連日多くの方々がいらして下さる事、ありがたい限りです‼️

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季節の盆栽・変わらぬ名樹達、観る方々にいつも感動をお土産にしてもらえるよう!
美しい盆栽庭園を守っていきたいです。

【“春近し“  大徳寺盆栽庭園・植替え前の手入れ❗️】

“寒の戻り“を思わせるような寒さの京都。

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大徳寺芳春院盆栽庭園も、まもなく始まる“植替え“を前に、雑木盆栽や花物盆栽の細々とした手入れをしています。
“芽留め“と言われる徒長枝の切込み、河津桜や寒桜の野放図になりがちな枝々の角度や流れなどの微調整。

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少しずつの手入れですが、これを年々怠らずにしている事で、いつの間にか、盆栽達はその姿の美しさを増してゆきます。

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“これを植え替えなきゃ“  “あれの鉢をどのように替えようか“  そんな事を考えながら、
少し寒い風の中、盆栽達に向き合っている時間は、意外に楽しいものです。

今日も海外の方の多いこと❗️
工事準備の進む庭園奥のシートの中、盆栽庭園は現在の2倍の広さになります❗️

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新たに始まる庭園の第二期工事!
ここからまた新しい舞台の幕開けが始まります‼️

それにしても、樹々を一本ずつ眺めれば眺めるほど、やるべき“仕事“は果てどもありません💦 
“樹守り“として頑張ります💪


【“梅から椿“ そして芽吹の春❗️大徳寺盆栽庭園‼️】

“雨水“から“啓蟄“、寒暖の差大きい2月も、いつの間にか“春“の兆しがすぐそこに来ています。京都大徳寺「芳春院盆栽庭園」の樹々達も、“今年は不思議な2月だね“という、
人の思いなど素知らぬ顔で、普段通りの季節の移ろいを現しています。
国風盆栽展の慌しさが過ぎて、ホッと訪れた庭園。

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梅の各種は、花を終えたもの、名残の花を楽しませているもの、椿の花々も同じです。
ふと見れば、国風賞の花梨名樹も、梢の先には、もう新芽の息吹がありました。

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少し早い“三寒四温“。
それでも、自然界の“輪廻“はホントに正直なものですね!
間もなく、庭園の春の象徴“枝垂れ桜” が儚くも美しい花姿を訪れる方々に見せてくれます。
併せて、雑木盆栽から始まる、“春の植替え“ が目白押しになります。
庭園の片隅にブルーシートを敷いて、4人掛かりで挙げて💦根ほどき~鉢合わせ💧
でも終わった後のスッキリとした樹達を見れば、疲れも飛びます。

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でも、国風展と言う業界のお祭りでもあり、渦巻く取引のドロドロ😓 
そこからこの庭園に帰ってくると、“ホントにここはいいなあ“と、つくづく思う私自身に笑ってしまいます😅

【雪の大徳寺☃️盆栽庭園❄️】

大寒の頃となると、京都北部にある大徳寺は、日本海側の気候が、日々舞い降りて来ます。
朝夕、さっきまで青空が見えていたと思えば、北山を越えて雪雲が空を覆います。
今朝も,未明から降り始めた雪が,庭園の景色を変えていました!

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深々とした空気の中、盆栽達は雪帽子を纏います。
寒そうに見えますが、彼らにとっては、関東地方の乾燥した空っ風よりも、
ある程度の湿度を与えてくれるこの地の方が、環境としては良いように思います
(勿論、低温を嫌うもの、樹の施術などをしたばかりの樹は保護必要!)

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紅冬至梅の名品も、雪の中に花色が埋まって見えます!
国風賞の花梨も、まるで白い花を咲かせているよう!
真柏は、翠の葉組の雪帽子で、舎利幹とモノクロ世界!
上杉謙信の一位「謙信峠」は、生まれ故郷に帰った感じ!
こんな景色も、陽が昇れば、あっと言う間に“幻“のように消えてゆきます❄️
名ばかりの立春も間近の中、大徳寺の盆栽達は、意外にこの冬、この雪、を喜んでいるようです❗️

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