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盆栽歴43年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

カテゴリ: 盆栽鉢

 【新たなる名品盆器制作の旅】

「均窯」の再現を夢見て2年前、西安の雨竹亭チームと始めて訪れた広州佛山市。
探し求めて辿り着いた 「龍窯の再現」へのパートナー『石峰雨竹』。
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第二段としての製作打ち合わせの為、初めてスタッフ同行で赴きました。
“2尺5寸を超える釉薬鉢”への挑戦は、釉調や狂いを出さない窯入れなど、
試練の多いものでしたが、ようやく完成に近くなりました。
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秋から冬には、来春の植替えに間に合うものを日本に到着させたいと思います。
失われた広東釉薬鉢の逸品、今苦労して作っている作品達が、
私が逝った数十年先、日本盆栽界で、国風展などに当たり前のように使われている事を夢見て、40度近い旅は続きます!
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【失われた 古渡盆器の再現・次代への遺産として】

泥物盆栽鉢の頂点・中国江蘇省宜興県の窯場『宝山』に “失われた古渡盆器再現” 
そして これを良心的価格で 日本盆栽界に紹介する活動を開始する為、半年振りに訪れました。
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以前にもコンテナ2台分を羽生に運びましたが、まずはプロ専業者の皆さんに
使用されている胎土や洗練された古渡を踏襲した『宝山』の作品の素晴らしさを伝えようと紹介したところ、
蔓青園さん椎野宝樹園さん達、活躍目覚ましい人達に殆どが売れてしまって、市場に送り出す分がなくなってしまいました。
先達の盆栽界が伝承してきた名器の多くが、海を渡って作られた中国に渡った今こそ、
10年後・20年後 の日本盆栽界の為に『次代の名器』を 日本にもたらすのが、私の仕事だと思うようになりました。
18歳の時、修行先の竹風園で大量の宜興紫砂を親方が誂えて、必死に全国を売りに歩いたことが思い出されます。
私が今紫砂盆器を発注しているのが、当時の宜興紫砂陶磁公司を前身とした会社『宝山』で、
何人か当時のことを知る人がいる事も不思議な縁です。
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18歳で宜興鉢に出会い、38歳で独立して、20年後の今、次代の盆栽鉢をその地で作っている・・・
人生はほんとに不思議な巡り合わせだなあ、と思います。
2月8日からの国風展売店(上野グリーンクラブ2階)のエスキューブの店にもこれらは飾られます。
是非ご覧下さい。
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