『日中農林水産物貿易発展協会』
先日、都内「日中友好会館」で、日本と中国の間の様々な農林水産物の円滑な流通を促進するための、
諮問協議を目的とする社団法人が設立され、その記念式典が開催されました。
2年前まで農林水産省の事務方トップであった、枝元真徹元事務次官を会長に迎え、
農水省・外務省の数多くの審議官や局長連、その他、歓談の刻を頂いた駐日中国大使館公使の宋耀明先生、
東大農学博士で中日青年促進会々長の張煜先生、官民合わせて100名を超える要職達が、この協会の発展を祝いました。
盆栽の海外購入熱は中国を筆頭に年々倍増の勢いの中にあります。
しかし、その殆どが、植物検疫や通関など、“非正規“での流通と輸送で行われているのが現状です。
日本側の“売れれば良い”と言う意識、中国側の“運べれば良い“と言う意識関係が、却って正当な市場形成を遅らせているように思います。
私達も、海外への販売の恩恵を受けているのも事実の中、国内での販売の後の事は関与しないと言う、都合の良い図式の中にいる事も事実です。
しかし、中国も“高度経済成長“を成し遂げた今、かつての日本がそうであったように、
混沌とした市場環境は、徐々に整備されて、コンプライアンスに則った流通形態が熟成していくと思います。
様々な両国間の課題や改善すべき問題点は、当然あります。
だからこそ、このような官民が協議を重ねる環境作りの一端としてのこの協会のような諮問・審議を重ねる組織が必要なのです。
“どうしたら、両国の盆栽文化を円滑に向上できるのか?検疫を伴う流通をどの様に円滑な姿に出来るものか“
こんな事をここから数年をかけて創出するのが、この会の目的です。
盆栽界では、私がボードメンバーに選ばれ、ここから微力ながら、
農水省や外務省の方々、そして両国で活躍される、事業体の方々と意見を重ねるつもりです。
それにしても、予想以上の農産物・水産物に関する官民の要職が一堂に集いました❗️
この産業界的集合の中で、盆栽業など、“大海のイワシ1匹“みたいなものですが、
将来の盆栽業界のためになる事ならと、勉強のつもりで末席を汚しています💦
いつの日か、日本と中国両方に、盆栽の検疫基地を造り、その流通ルートを利用すれば、誰もが自由に安全に、盆栽を販売輸送出来る。
これを夢見て頑張ってみます‼️