雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴45年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

カテゴリ: 展示会


水石協会の名誉会長として、また 日本水石名品展の会場として、私達 拙い水石協会の後盾となって下さる明治神宮。
今年はこの社が鎮座されて100年の年となります。
奇しくも今年は水石協会が誕生して満60年、名品展も第60回の記念展となります。

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白黒の写真は、この明治神宮が造られる時の地鎮祭の写真です。
100年前、ここは点在する松原があった土地だったのです。
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100年祭を奉祝して、水石協会は、6月に神宮の社の中「正参道」に118mの舞台を造り、約100点の名盆栽を奉納陳列をさせて頂きます。
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盆栽をご神域に仮設の舞台を作っての展覧は、神宮創建以来初めての事、私達も身の緊まる想いです。
先日、新年の参賀が一段落された神宮文化部の皆さんへ協会としてのご挨拶に伺い、盆栽奉納展示をする正参道大鳥居を仰いで来ました。
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ここは100年前、全国からの有志達による「献木」で生まれた“人と自然が創り上げた杜”。
まさに盆栽に対しての人の心と同じものが宿した聖地なのです。
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小林理事長と二人三脚でやって来た水石協会も、8年目。
明治の杜に見守られて、頑張ってみます。
勿論、愛好家のご出品、専業者の皆さんのご協力があればこそです。どうかみんなで見守って下さい!


京都の「慶雲庵」一般財団法人「京都国際文化振興財団」の収蔵庫から先週お預かりしてきた名器を鈴木伸二氏に預けて、
以前より財団が所蔵していた宰相吉田茂が愛した盆栽・ヒマラヤ杉を、国風展に特別出品する為の 鉢合わせの植え替えが行われました!
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京都に盆栽美術館を概観する予定の財団、その準備室長として 将来の館長となる鈴木伸二さんと、二人三脚の日々。
国風展には 財団として この盆栽と岸信介元首相旧蔵の菊花石「菊衣」が出品されます。
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盆栽は 鉢映りで こんなにも品格が出るものかと、あらためて鉢との取り合わせの大切さを実感しました!

【小品盆栽の大展覧!】

京都行きの予定がうまく合ったので、40年ぶりの雅風展を参観に行きました!
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秋の京都の盆栽展『大観展』と同じ 平安神宮前の「みやこメッセ」
当時は二階で開催されていた雅風展も、今は爆発的に増えた小品盆栽愛好家のおかげで、大観展と同じく一階会場となっていました。
小品盆栽となると“アマチュアレベル”の私から見れば、どの席も只々頭が下がる程の見事な丹精!
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樹種の構成・鉢合わせ・樹作りと持込み・・どこから見ても すごい!のひとこと!
近年は海外、特に台湾・韓国・中国の愛好家やバイヤーの人達による 作家小鉢の爆買いが凄いそうです。
私が小品鉢を扱っていたのは40年近く前、まだ二十代の駆け出しの頃、
銀座三越の店で 小鉢流通業界の長老話であった 杉浦國夫先生の指導で、
東福寺・湧泉・竹本・香山・真葛・小野・など、今では美術館行きの品々を日々一生懸命 商いをしていた頃です。
当時 5~10万だった湧泉が 秀作となれば50~100万と聞いて、時代の格差を感じるばかりです。
近年は 新作に近い絵付作家小鉢が 工芸美術として海外で大変な人気との事。
残念ながら私には、盆栽を入れて派手さの出てしまう絵付小鉢がなぜそんなに人気なのか?わかりません!
小品盆栽も、小僧の頃に教えを受けたのは「手のひらに載る程の中、
たったひと枝に持ち込んだ絵心深い味を楽しむ、商売にならない極上の趣味世界」と諭されたもの。
今の「大樹の相」を基本とした樹姿とは全然違うものでした。
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私にとって小品盆栽は、丹精と持主の愛情の結晶であって、商売の対象には見えないのです。
やっぱり 昭和の時代に小僧を経た、古い盆栽屋なんでしょうかね!

【恩人の追善盆栽展に感激!】

名古屋 吹上ホールで開催された『銘風盆栽展』と 昨年天界に逝かれた、
二十代からお世話になった盆栽界の恩人、鬼頭正男先生の追善盆栽展を拝見に伺いました!
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久しぶりの銘風盆栽展、タイトル前の黒松は素晴らしいものでした。
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又、内閣総理大臣賞を受賞された森山和雄先生は、亡くなられた鬼頭先生と共に、若き頃より存じ上げる大家、
会場で私を見つけてお優しい応対を頂き、そのお人柄にあらためて感激しました。
鬼頭先生の特別展示は、正面に先生のご遺影、そこに天皇陛下よりの叙勲の章。 
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盆栽界以外でも、日本の産業、中京地域の経済界の発展に尽くされた 人格者として深く尊敬するばかりです。
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若き頃、鬼頭先生の旧社屋の屋上で皐月盆栽の手入れをした事を思い出し、
あの頃「先生、皐月よりも盆栽が面白いですよ!」と、若気のいたりでお話をした事、
その先生が国風賞を受賞され、協会の重鎮となられた事、
私が13年前、自身の不徳で奈落の底へ落ちた時も お買い物など 私を気遣ってくださった事。
会場で先生のご遺影に向かって、「ありがとうございました。先生」を声を出さずに頭を下げるのが精一杯でした。
本物の大家、旦那さんと言われる愛好家が鬼籍に逝かれるこの頃、次の時代の大家となられる方の水先案内人となるよう、
プロとしてあらためてここからの精進を想う刻となりました。
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ありがとうございました。中京の大人(たいじん)!

【木村正彦先生応援📣】

羽生雨竹亭の盆栽教室に毎月通う 群馬県高崎市の清水ちえりちゃん。
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盆栽愛好家のお爺さんの影響で、“自分で手入れして国風展に出してみたい”という夢。
そんな彼女の熱意に名匠木村正彦先生が応えてくれました!
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持っている樹の最終調整・中品3点飾りのポイント・鉢合わせ・等々、お父さんお母さんに見守られて 準備が順調に進んでいます。
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今年2月の国風展の際、来春の出品を夢見て 史上最年少で盆栽協会に入会しました!
来春1月20日の審査が「桜咲く!」か「桜散る」かは 祈るばかりです。
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12歳で盆栽を作り始めたら、30年かけていろんな名品が出来ます。
60歳の私には 羨ましいばかりの時間です!
 ガンバレ!シンデレラ!

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