雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴47年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

カテゴリ: 展示会

【新しい時代の展覧会❗️】

東京立川市にある“昭和記念公園“、国立の盆栽園がある事で知られていますが、
今回2年ぶりの開催となった『春風盆栽展』に友人の鈴木伸二さんからのお誘いで訪れました。

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現代的な解放感ある建築の中に広がる各種展示、著名名樹から子供達への盆栽のアピール、
そして鈴木伸二さんが企画した「九頭龍の舞」と銘打った、真柏9点が競演した象徴的な展示。

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一般の方々に盆栽の素晴らしさを伝えようとする主催者の熱意が、見事に表現されたとても印象深い展覧でした。
盆栽展と言えば、どちらかと言えば、マニアックな上級者向けの、名品の競い合いが通例ですが、
この展覧は、初めて家族連れで盆栽と触れ合う人達に焦点を当てた“これからの盆栽界が見つめるべき方向性“をピタリと当てたものだと思います。

伸二さんと話しましたが、若い人達、幼い子供達の手をひいたお母さん達、“すごいね!“ や
 “面白いね!“  など、素直な視点での“盆栽との出会い“は、将来に対しての一筋の光にも似た喜びを感じます。
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“森前さんも来年是非参画して下さい“と伸二さんに言われ、また、忙しい日常にムラムラと“楽しい事したい“  という病気が起きそうな1日でした(笑)


【各地で再開されるありがたさ❗️】

手入れなどで交流の深い、福島県吾妻地方。
東日本の五葉松の大半を占める“吾妻五葉“が自生するふるさと。

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土地の愛好家の方々が、年に一度、ご自身の愛樹を陳列するこの盆栽展も、コロナの影響で丸2年、開催できずにいました。
久しぶりの展覧に、それぞれがこの2年間、丹精を込めた盆栽が展示されていました。

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中央の規模の大きい、レベル的に全国を代表する催事も素晴らしいものですが、
各地方で、その地ならではの樹種がそこの方々によって飾られる・・本当はこれが“盆栽を作って飾ってみよう“とする原点のような気がしました。

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来訪した時、丁度、福島市長もいらして、“来年はもっと大きい会場でやりましょう!“と声をかけていらした事が嬉しく思いました。

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※撮影時のみマスクを外していただきました

趣味のマニアックな集いではなく、公共の会場で一般の多くの人達に、盆栽の素晴らしさを見て頂く、大切な事を教えてくれた時間でした。



【まん防解除、多くの来場❗️】

春の盆栽倶楽部の恒例催事だった“緑風展“が企画改革で、新たな展示会『翠緑展』になりました。
コロナ禍が長く続いた中、久しぶりの解除の中、多くの来場者で賑わっていました。
特にウェブでの宣伝のせいか?
若い愛好家の方々の入場が多く、次代の盆栽界への嬉しい兆しを見たように思います。

展示作品は、季節を彩る藤や新緑の盆栽、圧巻の松柏類の巨木など、さすがに日本の盆栽界の中央展示と言えるものでした。

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2階展示には美術的な盆器の展示もあり、小品盆栽から大型名樹まで、観る者が飽く事ない豪華なイベントでした。

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売店ブースも、以前より充実しており、
特に“これから盆栽を楽しみたい“と思われる方々向けのリーズナブルなラインアップには、人だかりとなっていました。

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人が憩いの為に楽しめるという事が、どんなに大切なものか、つくづく感じた展覧会でした。


【お客様をお迎えするありがたさ‼️】

コロナも蔓延防止措置の解除で、各地の連休も多くの人達が、久しぶりの行楽を楽しまれる中、
羽生雨竹亭も、十数年来続けていた春と秋の観賞会を控えて2年。
ようやく庭にお客様をお迎えできる機会となりました。

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閑散とした庭園が以前のように、様々な地方から愛好家・ご家族連れ・カップルの若い方々等々、連休中にいらして下さる事を願っています。
庭園の“築山“風の姿も、開園当時の杉苔の島々へ戻しました。

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翠に映える築山の杭棒に種々様々な盆栽達。
展示場の水石・樹鉢・水盤・掛軸・応接室の床飾り。
雨竹亭の本来の“映え“の姿、植替えの慌ただしさの中でも、頑張って清めた達成感があります。

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世界を取り巻く紛争・コロナの行方、心を痛めること多い中、せめてこの庭に盆栽達といる時間を、
日本の自然と文化の豊かさを満喫して頂ければありがたいものです。

鑑賞会の様子を動画で撮影しております。
よろしければご覧ください。
※YouTubeに飛びます
 

【地域の歴史と交流❗️】

大徳寺盆栽庭園の植替え作業の合間を縫って、近隣の京都府立植物園内で開催された『京都盆栽会展』に見学に伺いました。

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広大な植物園の一角の建物で、関係者が手作りで会場を設営した“温かみのある“展示会。

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ささやかな可愛らしい席から“この樹は国風展で観た事がある!“など、愛好会らしい観ていてほのぼのと“いいなあ“と憩いを感じる展示会です。

昨年に続き、会場には、普段よりお付き合いのある、河合さん・大溝さんが出迎えてくれました。

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お二人とも、明治から京都に続く名門の盆栽業。
こうして地元の愛好家の方々との交流の場を42年続ける事は、大変であり、業者として大切な仕事だと思います。
隣接する売店(500円の花物から10万位の盆栽まで)で、性分と言うか?“大人買い“で30点ほど頂き、大徳寺へ戻りました。

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我ながら、“どうしてこうも買い物が好きなのか?”、一生答えは出ないと諦めています。笑❗️

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