雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴44年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

カテゴリ: 展示会

【大宮盆栽美術館!】

日本水石協会とのコラボで、毎年開催される盆栽美術館での水石展は、今月の26日まで行われています。
前期・後期 に分けての展示、メインの床間席と後期分を私共で お手伝いしました。
IMG_2530
20日には 来場の方々に展示品の解説をする〈ギャラリートーク〉を今年も担当しました。
盆栽愛好家だけでは無く、ご家族連れや学生達の観覧も増え続けている美術館。
IMG_2370
IMG_2371
IMG_2372
“石が文化として飾られているんだ!”と、興味を持って頂ければと、同じ水石協会の役員である蔓青園主、加藤崇寿氏と 続けています。
今回 主飾りとなった瀬田川石「男体山」は、最近まで〈幻の名石〉として 斯界に広く喧伝されながらも、
その現物は半世紀以上公開されなかったものです。
IMG_2368
IMG_2369
その名の通り、加工なき姿は日光連山の主峰をまるで絵に描いたようです。
各展示石共に、水石を理解して頂きたい気持ちで、山地や姿、そして台座ものと水盤石、水石の幅の広さを展示してみました。
IMG_2531
IMG_2532
残り数日程ですが、ぜひご覧になってみて下さい。

【神域に名木集合!】

日本水石協会主催の『奉納盆栽展』が例年通り開催されました。
IMG_1336
理事長である春花園 小林國雄師・蔓青園・そして私の雨竹亭、
三者が協会責任担当として、選出した名樹17点・そこに神宮の盆栽・神域に最奥部『本殿廻廊』を使用しての展覧は、
毎年観ていても、他に比較できるものが無い程の“荘厳”な空気を漂わせてくれます。
IMG_1334
IMG_1335
連日12000~15000人の参拝者が訪れる明治神宮。
その7~8割が海外からの観光客。
参拝の後は、多くの方々が 初めて観るホンモノの「日本の盆栽」に感嘆の声をあげ、写真撮影に夢中になっています。
100年の時をかけて、日本人の「真心」が創り上げた『明治の杜』に囲まれた雰囲気は、
私たちも含めて、訪れる全ての人達に、特別な気韻を感じさせてくれます。
来年の同じ頃、ここで神宮100年祭を記念して、参道の杜に初めて100mを超える展示場を仮設し、
前代未聞の盆栽展覧・昭和の名建築『参集殿』すべてを使った100席余りの 水石展覧を挙行します。
IMG_1337
実行委員会の責任者として 今から身の締まる想いです。
やっぱり 明治神宮はいいですね!

【羽生本店 雨竹亭『春の観賞会』スタート!】

日頃より 羽生本店「雨竹亭」は、盆栽水石を愛する皆様をお迎えしています。
IMG_0205
IMG_0207
IMG_0210
ただ、いつもは手入れや日常の作業に追われて 庭内全体を“お客様に楽しんで頂く”迄にはなっていません。
毎年春秋の2回、日本の四季の素晴らしさを盆栽が表してくれる時季、観賞会と銘打って展覧をしています。
どうしても本格派?とされる松柏類が庭内を覆い尽くす雨竹亭。
IMG_0206
IMG_0209
IMG_0211
この時ばかりは、いつも脇役の様な扱いの雑木・花物・草物・も、雨竹亭で晴れの舞台を踏んでいます。
一木一草、すべての命が花開く季節、盆栽と語らいにいらして下さい。
IMG_0208
FullSizeRender



【大徳寺 芳春院で開催!】


盆栽水石の古来より受け継がれて来た 座敷飾りの文化を 次代に伝承し、

その奥にある美と美学を見つめる集団として結成された 玄虹会。

IMG_9396

IMG_9402

京都 臨済宗 名刹「大徳寺」内 塔頭(たっちゅう)芳春院(創建400年・加賀前田百万石 初代 前田利家夫人 “おまつの方”建立)

を舞台に、11年めの展覧が開催されました。

IMG_9399

IMG_9398
IMG_9397

枯山水の方丈(本堂)近衛家寄進の大書院・石州流の総家元でもあるご住職が守る茶室「迷雲亭」と「落葉亭」

このすべてをお借りしての大展覧は、会員の意向により 多くの参観を求めるのではなく、

朋友が集い 歓談の中に 盆栽水石趣味の深奥を見つめる 至高の世界。

IMG_9400

IMG_9401

発足時より 出入り方として、会員の方々の補助に努めて来た私にとっても、今では 盆栽人としての“ライフワーク”のようになっています。

“盆栽・水石の美とは何か”を 問い続ける自分ですが、この展覧の中に その答えの僅かが あるように思います。

IMG_9403

IMG_9404

年に一度、この会のお手伝いをする事で、自分が何をして何を求めて行くべきなのか?

迷いがちな 人生の道標となってくれているように思います。


【圧巻の名木達!】

第93回国風盆栽展。
15歳でこの世界に入って、次の年 49回国風展を始めてみてから、長い時が経ちました。
IMG_9225
IMG_9223
会場で水かけ当番をやったあの頃、商売が忙しくてグリーンクラブから美術館へ動けず、結局国風展自身を見られなかった頃。
友人の多くが協会・組合の役員となった今、前期後期共に観覧させて頂きました。
IMG_9228
IMG_9226
愛好家の皆さんが、大切に培養手入れした作品、出入り方のプロと入選を心待ちにした気持ち。
名樹の裏側にある人間模様が感じられてしまうのも、プロとして長くやって来た者の性かな?と自分で笑ってしまいます。
それでも、日本盆栽界 最高峰の展覧!
IMG_9224
IMG_9227
IMG_9222
飾られた木々達は、唯々 有難いばかりの気持ち湧く、日本の宝達でした!
木村正彦先生のご協力で、私のお客様達も9名飾られました。
“もっとこうすればよかった、もっと時間をかけるべきだった”など、
プロならではのお客様より任された身の反省ばかりを感じるものもたくさんありましたが、
国風展が、私達プロにとっては、“次への目標”にもなっています。
来年こそはこうしよう!と思うもの多い機会です。
IMG_9220
IMG_9221

↑このページのトップヘ