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盆栽歴44年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

カテゴリ: 盆栽

【短期営業開始!】

7年目の軽井沢店が始まりました。
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最高気温で知られる 埼玉県熊谷市に近い猛暑の羽生本店
盆栽を守る為に 管理を中心とするスタッフ達も 毎朝6時に出勤して水かけをする中、
軽井沢店の常駐者が中々決まらず、結局 私自身が 水石協会の執筆100ページ以上を進める為、
ダンボールふたつ分の資料を携えて、店を守ることになりました。
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飾り付けの際も、友人の鈴木伸二氏が、激励に訪れてくれました。
店にほど近い所に、執筆に合う寝床を確保できたので、
昼間は店、朝夕は執筆とお得意様、という 日々が始まります。
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大観・春草・陳鳴遠・等々、盆栽以外にも 自分で好きな品々を羽生から運んで、
2週間の軽井沢を有意義に過ごしたいと思っています。
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こうして、1000円の可愛らしいミニ盆栽から、国風展に出品された真柏まで、
そして水石・添景などを飾って、避暑の街を歩く若い人達と触れ合うと、
20年前、銀座に店を出したあの頃を思い出します。
「盆栽はお好きですか?」
3個1000円の鉢をスウェーデンから一時帰国された母娘さんにご紹介している自分が、
“こんな時間が本当は一番好きなんだな”と、実感した初日でした。



【作品制作への情熱!】

羽生と同じく、木村先生の住む埼玉県伊奈町(羽生から車で30分)は、連日35度を超える猛暑。
屋外での作業は体感気温が楽に40度を超えます。
そんな中でも 先日先生の所へ 作品の相談と9月にご一緒する海外旅行の打合せで伺いました。
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立っているだけでも 汗が玉のように出てくる中、先生はいつもの格好で 奥の作業所から笑顔で出迎えて下さいました。
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見たことのない真柏の名木を私が棚で眺めていると「森前さん、この樹がどの樹か分かりますか?」との問いかけ。
見当のつかない私を見て先生は微笑みながら、「国風賞を頂いた樹だよ。どうしても納得いかないところがあったので、少し変えてみたんだ!」と。
たしかによく見ると数年前先生の作品として国風賞を受賞された真柏でした。
少し根の処理をされたのか?全体の高さが低くなっていました!
もっと驚いたのは、「木村ワールド」とまで評価される
中国『武陵源』をモデルにした真柏の石付き群の脇に
先生の背の高さ程もある同じジャンルの大型真柏石付きが ありました。
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春に先生と行った中国黄山の大自然のあの日、78歳の誕生日を黄山の上でお祝いした事が信じられません!
先生の創作意欲は 歳を重ねるごとに深く強くなられているように思います。
「秋には森前さんと行った 黄山の面影を写した作品を作ろうと思っているんだ!」と、
先生は すでに頭の中にある自分の創作世界を語られていました。
8月の初めに『近代盆栽』に その改作過程が一挙公開された、
北海道からの大型一位『神威』も、内庭に日除けをして守られていました。
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灼熱の夏、木村正彦先生の盆栽にかける情熱は、それ以上に熱かったです!


【舩山 秋英 先生 叙勲・内閣総理大臣賞 受章記念 展覧祝賀会】

7月5日 都内屈指の名庭「八芳園」を舞台に、“1億円の五葉松”として知られる 
舩山会長の盆栽の昨年の日本盆栽大観展での、内閣総理大臣賞受賞と、
先生がこの春 天皇陛下より長年の正業による社会への貢献を讃えての叙勲「旭日双光章」を受賞されたことを、
友人達との盆栽水石研究愛好会「玄虹会」の有志が この五葉松を中心に、展覧会形式で祝いの飾りを不詳 私の企画で開催しました。
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当日は、盆栽界の頂点の面々が、皆 祝賀にいらして下さいました。
特にこの祝賀展は、自身が開くのではなく“朋友の信”を第一とする、私のお客様達の総意で開催されたことだと思います。
内閣総理大臣賞をとっても、叙勲の栄誉を授かっても、普段と何も変わらない舩山会長。
お側で 出入り方を努めて 十数年の時が経ちますが、どれ程の事を教わったか 数えようが無いほどです。
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木村正彦先生・小林國雄先生・友人の鈴木伸二氏・同じく内閣総理大臣賞作家 浅子隆敏氏
そして世界大会を指揮した 日本盆栽協会前理事長 福田次郎先生は、木村先生と同じく 私と40年のご指導を頂く方です。
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岩崎理事長・大嶋理事長・内海理事長・竹山先生・等々、私的な祝賀会にこれだけの錚々たる方々が集うことは、普段はありません。
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各飾りの席の気品、訪れて下さった方々の盆栽人としての美しい立居振舞。
恩顧 舩山会長へのほんの僅かな恩返しが出来たような気がします。
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レベルの向上⤴︎⤴︎⤴︎❗️】


日本盆栽協会 東北協議会でもある恒例の盆栽展。昨年の福島開催に続き、今年は岩手県花巻市!

60余席の見事な展覧でした。

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地元岩手を代表する同業 大町氏の薫陶よろしく、真柏・一位の国風点クラスの名樹が揃う壮観なものでした。

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私も大変お世話になっている福島の舩山さんは、特別出品の扱いで昨年の世界大会にも陳列した五葉松の逸品を

金屏風の前に2席飾られ、大町氏の同輩 長野県の井浦氏が作風展で内閣総理大臣賞を受賞された真柏と共に、

会場の格調を一層のものとしていました。

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小店OB加藤充君や銀座店長 島田君らがお世話になっている多くの方々との挨拶を済ませて、和気あいあいの懇親会を楽しみました。

“東北は温かいなあ”とつくづく思う1日でした。

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【僅か十数年で、次代の名樹の担い手となった逸材!】

日本はおろか、中国・海外全てにおいて、盆栽界の“序列”とは無縁に「名木を見るなら宝樹園」とまで言わしめる椎野健太郎氏。
神奈川県秦野市の山間部 自然豊かな風光明媚の地に軽トラック1台から身を起こして、
いまや私も含めて日本盆栽界(特にプロの間)で知らぬ者はいないとまでなった若きトップランナー。
名門 岡崎鈴木「大樹園」での修行を経た、俗に言う“叩き上げ”。
小田原の大家小泉薫先生の所へ赴いた帰途、久しぶりに訪問しました。
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この季節、霞立つ山々に囲まれた“仙境”のような彼の庭は、前にも増して名品と言える樹々が静かな刻の流れの中にいました。
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寡黙で芯の強さを秘める椎野さん、盆栽に対する姿勢、若さ、良き仲間達、老成の時を間近にする私からは、
このような“本物の考え”を持つ日本盆栽家が、業界の垢に汚れることなく成長してくれることを、只々願うばかりでした。

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