雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴43年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

カテゴリ: 盆栽


【国風展 売店 3回入替! 売上レコード更新!】

久し振りに 陣頭指揮で挑んだ国風展売店「立春盆栽大市」。
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昨年より展示ブースを広げて、他店の “売れない中でブースを広げるなんて”との 陰口など気にせず、
全力で展開企画から練りこんで、前日のバイヤー取引日・初日~2日間、中間期間展示、
そして未公開の「上杉謙信公伝承の盆栽」を中心とした最終展示。 
海外からの『黒船』と呼ばれる買付け! 国内愛好家の皆さんから見れば、複雑な思いがある事も当然ですが、
現状の盆栽市場は この海外勢の購買によって相場が確立されている事も事実です。
はじめの3日間はこのバイヤー中心の市場買いで仕入れが出来る盆栽を“これでもか”と言うくらい並べて対応しました。
初日からは展覧にいらっしゃる本来の愛好家の方々の為の“本物”と“味の良い樹”そして雅味ある水石・古鉢、
来場される旧知のお客様達、歓談しながらの“品定め”は、国風展売店の昔ながらの姿です。
『日本の水石展』が開幕された国風展後期展は、盆栽の歴史的名樹の通説を覆す500年の伝承を持つ
 “伝説の盆栽” 上杉謙信公の「一位」を中心とする 日本名木群の一堂展示。
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3回の夜間特別入替をご理解頂き、許可下さった組合方にも感謝しています。
おかげさまで、私が手掛けた過去の国風展売店の売上レコードを更新することが出来ました。ありがとうございます。
海外との対応・交渉、日本愛好家の方々への私共がしなければならない業者としての役割と責任。
この2つの目的を無事に遂行できたと思います。
でも、「奢るもの、久しからず」の 言葉を胸に、ささやかな愛らしい盆栽をじっとご覧になっている初心者の方を、
寄り添う気持ちで少しずつでもその楽しみをお手伝いすることが、何よりも大切だと言う事を、スタッフに伝えてゆきたいと思っております。
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【エスキューブ雨竹亭 最大ブース】

日本盆栽界 最高峰の展覧「国風盆栽展」が開幕しました。(2月16日まで)
これに併せて 日本盆栽業界の大手が勢揃いする『立春盆栽大市』が、
上野グリーンクラブ(小僧時代から関わる私には東京盆栽倶楽部と言ってくれた方が馴染みいいのですが)でスタートしました。
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小店も毎年この本館の2階に大市最大ブースを開設させて頂いています。
海外からの盆栽熱の波で、市場の動向(価格帯)が微妙に変化する中、
本来の愛好家の皆様にお楽しみいただけるイベントブースになるよう心がけてみました。
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欲張りなもので、名樹も飾りたい、名鉢、名石、風雅な盆栽、等々、
お見せしたいものが限りなく、いつも“とりとめの無い”雑多な品飾りになってしまいます(笑)
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クラブの目の前の 銀座店の支店「池之端店」も、クラブの行き帰りにお楽しみいただければと、
エスキューブ最年長の古美術界出身の山下さん(古渡り!)が、お越しをお待ちしています。何はともあれ、盆栽界の祭典、観るも買うも 楽しんで下さい。

【売店用盆栽 手入の嵐‼︎】

国風盆栽展に併催される上野グリーンクラブでの大盆栽市
小社も例年通りに2階定場に、最大ブースを設けさせて頂きます。
12月・1月の 流通売買が 予想以上に多く、同展売店用に準備していた盆栽の半数が、ご成約! 
さあ、品物が足りない!と言っても、急ぎ仕入れをすれば高く付くし、
雰囲気の良いものは先に売れてしまっている! 思案の末、よし!
皆んなで未完の盆栽の手入れと、植え替え鉢合わせをすることにしました。

総点数1000~2000点の鉢を保有しているのですが、いざ鉢合わせをしようと思うと、中々ピタリときません。
毎年のことですが 鉢合わせは 本当に頭を痛めます。
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それでも 盆栽と向き合うこの時間は、不思議に 意外と一番楽しい時間かもしれません。
多くの皆さんの前に飾られる時、「ほんのすこしでも、“おめかし”をしてあげたい」
この気持ちが、樹といつのまにか対話をしているのでしょう。
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勿論 その中には、次代の盆栽作家の頂点へ行くこと間違いなしの、鈴木伸二先生の作品もありました。
私が30年ほど前に彼に紹介したものです。
縁あってつい最近 羽生に来ましたが、どこが悪いわけでも無いのですが、“気に入らない”・“納得にまで至らない” と言った感じでした。
“何がいけないんだろう?” しばらく自問自答している間に、何となく答えが見えてきて、新たなる改作 へと踏み切りました!
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盆栽は自分の心の中にある世界を求めて、一心不乱にに対峙して創作している時が、一番ですね!


【北上市 盆栽家 大町 功氏「桃阳園」】
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岩手県山田町にあった友人大町功氏が東北大震災で家も盆栽もすべてを失って7年になります。
あの日の2日前、私の羽生に来ていた彼。
「このところ地震が多いから嫌だね」と会話して別れた後の悲劇。
三世代のご家族が無事だった事にかえるものはないのは当然ですが、
ご父君が現地で真柏の山採りに生涯をかけたことを思えば、同じ盆栽家として慰める言葉もありませんでした。
「頑張れ!」とエールを送るばかりで、正直 新しく新設したという北上まで出向く勇気がありませんでした。
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一面銀世界の現地で温かく迎えてくれたご家族、庭は雪除けで盆栽は全部温室内でしたが、
設備も盆栽も“よくここまで”と、全体の再興具合に感心するばかりでした。
「昔、山採りしてお世話した樹を少しずつ譲って貰って」と父君の弁。
当の大町氏は、殆どがお客様の手入れで忙しそう。
本当に良かった。来て良かった。
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【1億円「天帝の松」も 故郷で冬眠中です!】

年末から雪の多い 福島県舩山邸に12日 伺いました。
前日が最低気温を更新する寒さだったとタクシーの運転手さんも言っていました。
舩山会長の邸内も雪景色!
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数々の名木達も真っ白な雪の帽子を被って静かに眠っていました。
新緑風展のメインポスターに載せる作品(勿論 今回の出展樹)を お願いに行きましたが、
会長歓談の刻を過ごして、決めるのを忘れてしまいました。
舩山会長曰く「アンタがよく考えてやればいい」と、いつもの調子。
大観展に出品した五葉松「天帝の松」を飾ることを主催側は希望されていましたが、
会長が「去年は世界大会・大観展と、コイツは出稼ぎしてたから、しばらくはここでゆっくりさせてあげたい」
・・会長らしい!
その通りだと思い、日本盆栽協同組合・大嶋理事長に現場から連絡して、他の作品でも良いとの 許可を貰いました。
さて、雪解けの頃には、東京への“出稼ぎ”の盆栽を誰にするか?会長と決めます。
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