【盆栽を愛する若者達に国境はない❗️】
2ヶ月前、4年ぶりに訪れた中国。
今年も日本盆栽大観展で海外審査員に指名された、張小宝先生への招聘状の伝達お届けをした後、
我が“中国の兄“と言える盆栽家、王永康先生の「随園」へ赴きました。
70歳を超えて尚、中日の盆栽文化に寄与される王先生、広大な盆栽園には、
相変わらず“どこまでどれだけあるのか!“と、ため息の出る規模と内容。
羽生で3年間の盆栽技術研修をして、名匠木村正彦先生からも、
“あと数年日本で学べば、本格の技術者になれる資質“と評価された、趙(ツァオ)君と郝(ハオ)君も、
帰国後、更に技術を高める為に、王先生の所に居ます。
久しぶりに会った2人、何より元気そうな事が嬉しかったです。
毎日、盆栽の事だけ考えてこの広い庭の中で暮らす事、若者にとっては、様々に体験したい事もあるでしょうが、
私がそうであったように、学びの時代を振り返れば、“あの頃が何も考えずに盆栽と向き合っていた一番楽しい思い出“になるはずです。
“森前、頼みがある“ 王先生に1人の若者を紹介されました。陳君、22歳。
先の2人ともう2年ほど、この随園で一緒に盆栽を学んでいるそうです。
ハンサムでいて、凛々しい眼差し。
“この子を森前の所で学ばせてほしい“ 本人の強い希望だそうです。
趙と郝、私がその将来を期待する2人と過ごし、王先生に“行きなさい“と
認められた子、今、陳君は羽生で雨竹亭のスタッフと毎日一緒に、すべての作業を共にしています!
“この子はホントに盆栽が好きなんだな“と、傍でいて感じます。
長くはいられない環境。
日本にいる間に伝えられる事にも限りがあります。
何よりも私は、盆栽に携わる日本のプロの考え方、日常の社会での礼節を伝えたいと思います。
どんなに技術があっても、どんなに裕福でも、“人としての優しさと豊かさ”が一番大切という事を。
ポケットの中の自動翻訳機が、大活躍の毎日です💦