未来の宝の手入れ開始!
盆栽を通して世界平和を願った先人、名匠加藤三郎翁の名園・蔓青園より譲り受けた未完の大樹。
盆栽を通して世界平和を願った先人、名匠加藤三郎翁の名園・蔓青園より譲り受けた未完の大樹。
羽生の庭に来て1年、ようやく手入れを始めることになりました。
助手を務めるのは、私の願いで木村先生の所で今も交代で住み込んで技術指導を頂いている中国西安出身の郝(ハオ)君と趙(ツァオ)君。
樹齢300年を超える超大型太幹の黒松。
樹齢300年を超える超大型太幹の黒松。
切返しも無く、見事な幹模様を持つこの樹は、数年の手入れで、大型黒松を代表する名樹になります。
大切な第一歩、今回の仕事がこの樹の将来を決めると言っても過言ではありません。
早春より肥料と水を極めて多く与えて力をつけての作業。
各枝の基本的な配置、樹冠の抑えこみ、今出来る作業を超えることなく、次の手入れを構想しながらの第一歩。
若き盆栽作家達に未来を樹と共に委ねました。
年々の手入れで徐々に姿を変えてゆく、皆さんもこの樹をご一緒に見守ってください。