“大型五葉松の山採り逸材が、熊本にある“との情報で、数年ぶりに九州の地に赴きました。
世界大会でその存在が明かされた“幻の五葉松“・『祖母五葉松』の作者、
(正確には江戸期より代々受け継がれた樹達を守り伝えた一族の現ご当主)田中古老の庭園に久しぶりに訪れました。
祖母五葉松を拝見に伺ったあの頃も、世俗から離れた孤高の雰囲気を感じていましたが、今回お会いした時は、まさに“仙人“!
それでも、田中本家に残してある祖母五葉松群は、相変わらず見事な翠を湛えていました。
“守り続ける“と言う年月を、人生そのものを捧げて費やした古老。
人も樹も、“生きる“という事を教えてくれるものだなあ“とあらためて教えてもらう時間になりました。