雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴44年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

カテゴリ: 雨竹亭


いつも庭の盆栽ばかりに目がいってしまいますが、
駐車場や培養場の周りも、咲き誇る花々が春を謳いあげています。
五分咲きのソメイヨシノは10年前に若木を無機質な駐車場に植えたものが、
お花見ができる程になったものです。

若い頃は秋の侘びた風情が一番好きでしたが、
60近くなる今は、命の全てが息づく今がとても好きです!

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名門大樹園一門 赤沼家に三代守られた未公開の太幹
先日いつも私共の月例オークション「天地会」に協力して下さる赤沼氏が、1ヶ月近いフランスへの仕事に出かけられると聞き、久しぶりにお伺いしました。

別の盆栽に以前から興味があり、それが譲って貰えたらとかすかに希望を持って訪れた時、
このオーバーサイズと言うべき程の黒松に釘付けになってしまいました!
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“明日からしばらく留守にされるなら”と口説きに口説いて羽生に持ち帰りました!
少し鉢が小さく(日本鉢としては最大級なのですが)思い切って長方の左右に伸びのある鉢映りに変えました!
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中国に大型松柏盆栽が堰を切った様に運ばれる中、盆栽業の“業”ですね!
どうしてもこういう樹に心が動かされてしまいます。(少しだけ反省)


間も無くソメイヨシノの開花宣言が各地から伝わりますが、
ソメイヨシノは盆栽には向かず、寒桜か山桜が主流です。
羽生の寒桜も八部咲きとなり、今が最高の花見どころです。

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挿し芽で作られた出猩々もみじの苗木を針金掛けで将来の名木への第一歩の仕事をしました。

笑われるかもしれませんが、私はこのように“ゼロからの新しい命”を生み出すのも
盆栽家の大切な仕事だと思っています。


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出来ればこれを各種大量に生産して一般の社会に盆栽が普及でき、
産業となることを願っています。

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